ブックタイトル森林のたより 751号 2016年04月

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概要

森林のたより 751号 2016年04月

インドから視察団が来岐1月8日から13日まで、インド・ウッタルプラデシュ州森林局の関係者5名が岐阜を訪れ、県の関係機関等を視察されました。この州では、貧困率の高い指定カーストや指定部族の人々が、生活のために過剰に木を伐採することによる森林の機能低下が問題となっているそうです。県民の皆様へのアンケート結果を見た視察メンバーからは、「森林の重要な役割として“防災”に○を付けた方がとても多いが、“森林の公益的機能”という考え方をどうやって普及させたのか?」など、多くの質問を頂きました。また、帰国後には「戦後の木材利用の減少を経て、いま再び森林・林業が注目を集めているという日本の状況に興味を持った。」という感想が寄せられ、有意義な視察となったようです。●岐阜県の森林・林業の特徴や施策、森林計画制度について説明し、岐阜県の今までの取組みや今後の方針など様々な質問がありました。●岐阜県が森林簿や森林計画図を管理するために導入している森林GISの概要と、GISを活用した森林計画、森林整備への取組についても説明を行いました。●林業事業体への支援として、林業普及指導員の活動や森林経営計画制度、林業機械の導入支援等を説明しました。●環境保全のために森林整備を進めていることなど、インドの状況を聞くことができました。【県庁にて】●学校概要について、アカデミー設立の背景や目的、人材育成カリキュラムを中心に説明しました。●その後、「森の情報センター」や「森のコテージ」等の学校施設を見学。見学の途中で、学生室に偶然いた学生から、卒業後の就職先について熱心に話を聞かれていました。【森林文化アカデミーにて】●岐阜大学、中部大学などとの産学官共同研究「リモートセンシングによる高精度森林情報を森林管理に活用」の成果を軸に、森林資源管理、生産計画、路網開設計画などに高精度森林情報の活用方法を具体的事例を示して説明しました。●実務でGISを使われている専門官もおられ、説明パートごとに具体的な質問や多くの提言をいただきました。●インドと日本の現状の違い(特に地形条件)から、路網開設や生産技術などに対する考え方に理解してもらいにくいこともありましたが、約3時間の有意義な意見交換となりました。【森林研究所にて】【林政課三輪哲司】●詳しい内容を知りたい方はTEL058-272-1111内線(3019)林政課までMORINOTAYORI 6