ブックタイトル森林のたより 752号 2016年05月

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概要

森林のたより 752号 2016年05月

治山林道研究発表会治山研究発表課題【最優秀賞】「治山事業を知ってもらうための取り組み」可茂農林事務所田中輝和治山事業は、山間部での工事ということもあり地域住民の認知度が低く、工事に伴う騒音や振動、工事車輌通行に伴う粉塵等に対する苦情などが度々出され、また用地については承諾を得るまでに多くの時間を要している。そこで、治山事業の認知度向上、工事の円滑化を目的として実施した住民参加型の取組み事例を紹介した。【優秀賞】袖囲の工法に関する一考察揖斐農林事務所矢次琢也岐阜県では、谷止工の袖囲工をブロック積で計画することが一般的であるが、施工が困難となる現場も多く存在する。そこで、新工法である高密度ポリエチレンを材料とした擁壁工法を採用し、実施工における従来工法に対するメリットとデメリットについて考察した。【優秀賞】挿木による山腹緑化恵那農林事務所片田茂之挿木による山腹緑化については、古くから行われている緑化技術であるが、近年は行われることが少なくなった。しかし、恵那農林事務所ではヤナギの挿木の有効性について注目し、近年も挿木を実施しており、その経過は良好である。平成27年度はヤナギの挿木方法の違いによる生育状況を調査したので、その結果を紹介した。湯ノ平地内山腹崩壊における復旧工事について飛騨農林事務所渡邊陽太平成26年6月に発生した高山市奥飛騨温泉郷平湯地内の山腹斜面崩壊により、直下の安房谷川に土砂が堆積した。今後の降雨等に伴う拡大崩壊による下流域の「平湯温泉街」への甚大な被害を防ぐ目的で、復旧工事を実施した。また、当該地域は、中部山岳国立公園第2種特別地域に位置することから、自然に配慮した工法を採用した。写真コンクール【林道部門最優秀賞】林道から延びる作業道【治山部門最優秀賞】保全対象に隣接した治山撮影者可茂農林事務所長澤康弘撮影者下呂農林事務所熊崎貴之※研究課題の詳細については今後「森林のたより」にて掲載していく予定です。【森林整備課木島光雅、治山課萬谷亘哉】●詳しい内容を知りたい方はTEL058ー272ー1111内線(3192)森林整備課、内線(3167)治山課までMORINOTAYORI 16