ブックタイトル森林のたより 752号 2016年05月

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概要

森林のたより 752号 2016年05月

●詳しい内容を知りたい方はTEL0575ー35ー2535森林技術開発・支援センターリモコンで遠隔操作できます。それによって、災害発生率と労働強度の低減、生産性の向上が併せて可能となります。タワーヤーダ等の運用方法今回導入した2つの機械は、次世代型林業架線研修で使用していきます。それによって、新たな架線技術を持った森林技術者を育成し、県内に先進的な架線系作業システムを普及していくことを目的に導入しました。導入に先立ち、平成28年2月13日(土)~21日(日)まで県内林業事業体の森林技術者3名、森林文化アカデミー教員1名と私の計5名でメンデル大学演習林とスロバキア共和国において、県が導入するタワーヤーダと同機種を使った集材現場で操作研修を受けてきました。研修に参加した3名の森林技術者次にリモコン開放式チョーカーについて、紹介致します。・製造メーカー:松本システムエンジニアリング(株)・機種名:ロボキャッチャー・本体重量:1・9kg・本体外形寸法:φ80mm×206mm・最大吊下げ重量:2トン・本体及び送信機使用電池:リチウム電池・無線到達距離:100m?以上これまで同タイプの海外製品がありましたが、国の補助事業で開発され、国産として初めて販売された製品です。本製品を使用することで、集材作業の中でも危険とされる荷外し作業をの皆さんには、今後、県が開催する次世代型林業架線研修の指導者となっていただくことになっています。今後も次世代型林業架線研修を開催していきますが、平成28年度からは、集合型研修(研修地は県が準備)とOJT研修(研修地及びタワーヤーダ以外の機械は受講事業体が用意)の2方式で開催していきます。また、OJT研修終了後は、受講事業体が希望すれば、1か月単位でタワーヤーダの貸し出しを行います。【お問い合わせ先:森林文化アカデミー森林技術開発・支援センターTEL0575?35?2535】まとめこのように新たに2つの機械が森林文化アカデミーに導入されました。架線系作業システムの導入を検討している事業体、あるいは既にタワーヤーダを導入した事業体においても本機械を積極的に使っていただき、木材生産の効率化に繋がれば幸いです。最後に、いくら高性能な林業機械があっても、それを使いこなせる優秀な森林技術者が居なければ、その能力は十分に発揮されません。また、タワーヤーダは万能な機械ではありません。進入する道、斜面条件等によっては、思いどおりに架設出来ず制約を受けます。この機械のパフォーマンスを最大限発揮させるためには、機械の架設から木材運搬や残材の処理に至る一連の作業を想定し、どういった作業条件であれば、機械の能力が発揮できるかを予め考え、そうした条件の作業現場を連続して準備する必要があり、プランナーにもタワーヤーダに関する知識が求められます。今回導入したタワーヤーダ等を有効に活用していき、先進的な架線集材技術の普及を今後もより一層進めていきます。引き続き、皆様の格別のご理解とご支援をお願いします。チェコでの操作研修(H28年2月)リモコン開放式チョーカー納入時の仮運転・技術指導MORINOTAYORIMORINOTAYORI19