ブックタイトル森林のたより 755号 2016年08月

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概要

森林のたより 755号 2016年08月

表1ヒノキ・コンテナ苗の育成方法項目種苗コンテナ施肥・培土鉢上げ内容苗長10~15cmの1年生稚苗JFA-300(容量300cc)右表のとおり育成場所ミスト室(岐阜県郡上市白鳥町)灌水育成期間2013年3月28日に所定量の元肥えとゼオライトを混入した培土をコンテナへ詰め込みながら上記稚苗を移植表面が乾き始めたら19分間ミスト散水約13ヶ月間表2コンテナ苗の植栽と成長量の検証項目内容植栽日場所植栽方法供試数成長量調査調査日2014年4月25日高天良国有林(岐阜県下呂市金山町)標高750m、土壌型BD(d)、傾斜11°、斜面方位西単木混交10本樹高、根元直径2014年4月25日、2015年3月25日、12月10日施肥・培土条件試験区ゼオライト追肥追肥有-有追肥無--ゼオライト追肥有0.3L有ゼオライト追肥無0.3L-培土はヤシ殻7:籾殻3:燻炭0.3の割合で混入元肥は溶出日数100日の緩効性肥料を培土10L当たり50g施用ゼオライト(粒径:0.1~0.6mm)は培土10L当たりの混入量を示す追肥は2013年8月20日に元肥と同一肥料を同量散布15cm写真1 2年生ヒノキ・コンテナ苗(ゼオライト追肥有区)2014年2月26日撮影後の苗成長の検証が少し進みました。で追肥の有無)により育てた2年生ヒました。あれから2年が経過し、植栽ト無しで追肥の有無、ゼオライト混入成長を高める必要があることを指摘し4種類の育成条件(表1:ゼオライは、苗自身の低コスト化と植栽後の苗による低コスト再造林を実現するに本誌731号において、コンテナ苗1.苗植成栽長後のの検ヒ証ノキ・コンテナ森林研究所●茂木靖和ヒノキ・コンテナ苗を育成するには…――植栽後の初期成長が早いコンテナ苗は低コスト?(Ⅱ)樹高(cm)1202成長期目成長量1001成長期目成長量806040200追肥有追肥無追肥有追肥無裸苗ゼオライト混入コンテナ苗根元直径(mm)840追肥有追肥無追肥有追肥無ゼオライト混入コンテナ苗図1植栽後1成長期目と2成長期目の樹高および根元直径成長量1612裸苗期目(2015年12月10日調査)の成(2015年3月25日調査)と2成長生ヒノキ裸苗(普通苗)の1成長期目苗と、同一日に近傍で植栽された2年図1は、4種類のヒノキ・コンテナ2.検証結果検証しました。のそれぞれの成長量(2成長期分)をの国有林内に植栽(表2)し、植栽後ノキ・コンテナ苗(写真1)を下呂市●T詳EしLい内0容5を7知り5ーた3い方は3ー25森8林5研究所まで考えています。ナ苗は低コスト!」を実現させたいと下げる技術開発」に取り組み「コンテつの課題「コンテナ苗自身のコストをかを検証していきます。また、もう一縮に繋がるほどの苗成長量を見込めるを測定することで実際に下刈り期間短今後は、3成長期目以降の苗成長量かけてくれているように感じます。めることができるというヒントを投げ法を吟味することで苗の初期成長を高告が増える中、今回の結果は、育成方裸苗の初期成長は変わらないという報きくなりました。近年、コンテナ苗とを除き、裸苗よりコンテナ苗の方が大の苗成長量は、追肥無区の樹高成長量また、1成長期目と2成長期目合計がありそうです。2成長期目の苗成長を高めるのに効果時の培土へのゼオライト混入は植栽後の追肥は植栽後1成長期目の、鉢上げりました。今回検証対象とした育苗時オライトを混入した試験区で大きくな区が、2成長期目には樹高成長量がゼ高・根元直径成長量とも追肥有の試験コンテナ苗では、1成長期目には樹長量です。MORINOTAYORI 16