ブックタイトル森林のたより 755号 2016年08月

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概要

森林のたより 755号 2016年08月

シリーズ『森林・環境税』で“緑豊かな清流の国ぎふづくり”県民みんなで豊かな自然環境を守る仕組みとして「清流の国ぎふ森林・環境税」が導入されて4年が経過し、計画最終年である5年目の事業が実施されています。今年度も、森林に関係する事業を中心に連載で紹介します。4環境保全林整備事業【事業概要】森林所有者による森林整備の実施が困難な水源地域や渓流域、急傾斜地等の森林について、水源かん養機能や土砂流出防止、水質浄化、二酸化炭素の吸収、生物多様性の保全など公益的機能の高い環境保全林に誘導するため、公的な管理・支援を進めています。森林所有者と事業実施者、市町村が本事業の趣旨を合意し、三者で協定を締結し事業者が間伐を実施する場合、県は、森林整備に係る費用等を助成しています。○圏域別実施面積(平成24年度~平成27年度)飛騨1,793.95ha東濃1,949.74ha中濃3,548.57ha岐阜1,626.81ha西濃919.28ha【これまでの取組み実績】平成24年度平成25年度平成26年度平成27年度計整備面積市町村数(実数)1,632.74ha242,181.13ha282,642.69ha事業費303,445千円392,860千円503,857千円641,496千円1,841,658千円上記の内、環境税(※)を利用284,968千円217,460千円332,225千円444,198千円1,278,851千円※清流の国ぎふ森林・環境税【効果】平成24、25年度に間伐を実施した個所について、平成26、27年度にモニタリング調査(41箇所抽出)を実施した結果、30箇所で下層植生被覆率(地表から高さ50cm以下の植物が地面を覆っている割合)が施業直後と比較し増加しており、地面には雨水の流れた跡も少ないことから、雨による土砂の流出が防止され、水源かん養機能も高まりつつあるものと考えられます。森林内の様子(本巣市根尾地内)実施前303,381.79ha実施後299,838.35ha30実施前実施後樹冠疎密度の様子(郡上市和良町地内)実施前実施後下層植生被覆率の様子(関市下之保地内)【森林整備課土松良光】●詳しい内容を知りたい方はTEL058-272-1111内線(3195)森林整備課まで7MORINOTAYORI