ブックタイトル森林のたより 757号 2016年10月

ページ
15/22

このページは 森林のたより 757号 2016年10月 の電子ブックに掲載されている15ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

森林のたより 757号 2016年10月

★はじめに「岐阜県森林技術開発・普及コンソーシアム」は、県内外の林業・木材産業等の産業会員と、大学・試験研究機関の学術会員、県・市町の行政会員からなる組織(会員数九十一社)で構成され、一般県民や会員からの技術的な相談に対応するほか、産学官連携や海外連携により新たな技術の開発やその普及を図るため、ワーキンググループ(WG)による共同研究・研修・交流に取り組んでいます。★第一回日独林業シンポジウムへの参加岐阜県と連携協定を結ぶ、ドイツ・バーデンヴュルテンベルグ州のロッテンブルク林業大学において、両国の森林・林業専門家が参画する第一回「日独林業シンポジウム」が今年六月に開催され、日本の林業・木材業界を代表して参加しました。来年度の第二回「日独林業シンポジウム」は、岐阜県で開催されることから、本県の森林文化の伝承や、木工・建築等の技術の紹介、将来の林業を担う森林文化アカデミーなどの学生を交えた交流などの実施が検討されています。★KWF林業機械展の参加ドイツ国内では、四年ごとに欧州最大規模のKWF林業機械展があり、今年6月にバイエルン州ローディングの軍隊演習場内で開催されました。参加企業は五百五十社を超え、大型林業機械や安全装備品のみならずIT関係機器も数多く展示され、ドローン技術の実演など充実した内容でした。二日間の日程では、とても会場内全てを回りきれない程の開催規模でした。(※ドイツ視察の詳しい内容は、森林文化アカデミーHPの活動報告から「ドイツ報告」で検索して下さい。)★森林三次元計測システムOWL研修の開催木材生産の効率化WG主催で、森林管理に必要な樹高や胸高直径を三次元スキャンにより計測するOWL(アウル)システムの実演セミナーを開催しました。スキャンしたデータを取り出し、ノートPC上で解析処理することで、現場でも三次元マップの画像を見ることができるため、幅広い活用用途が期待されます。★欧州製ツリーシェルターの共同研究保育の合理化WGにおいて、ロッテンブルク林業大学と共同開発している欧州製ツリーシェルター(獣害対策資材)を国内で初めて導入し、その効果を今年度から検証することになりました効。果測定にあたっては、学術会員の岐阜大学や森林研究所、森林文化アカデミーの学生の協力を受け、欧州企業との連携を図りながら科学的に効果検証を行う予定です。★おわりに当普及コンソーシアムが設立して今年で三年目を迎えます。新規事業がスタートするなど、ようやく軌道に乗りはじめたところですが、今後は、会員内外のビジネスマッチングに繋がる取り組みを進めたいと思います。コンソーシアムの運営体制KWF林業機械展会場シンポジウム会場OWL機器による計測岐阜県森林技術開発・普及コンソーシアムの活動状況について【森林文化アカデミー森林技術開発・支援センター産学官連携係和田敏】●詳しい内容を知りたい方はTEL0575ー35ー2535森林文化アカデミー森林技術開発・支援センターまでMORINOTAYORIMORINOTAYORI15