ブックタイトル森林のたより 757号 2016年10月

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概要

森林のたより 757号 2016年10月

『100年先を見据えた森林づくり』を考える~7つのモデル地区で検討会を開催~森林づくりには50~100年以上にわたる長い年月と労力が必要です。県では昨年10月の第39回全国育樹祭を通じて、次の世代に豊かな森林をつなぐことの大切さを全国に発信し、100年先を見据えた森林づくりに取り組むこととしました。県内の森林のうち、昭和20~30年代に集中的に植えられた約31万ヘクタールの森林は、伐採して利用する時期を迎える一方、平成以降に植えられた若い森林は全体の数パーセント程度に過ぎません。少子高齢化状態の森林は、将来的には木材資源の安定供給に支障をきたし、林業や木材産業の衰退を招くばかりでなく、森林の水源かん養機能や防災機能の維持が困難となっていくことが予想されます。こうした中で、県では、長期的な視野のもと、森林経営、環境保全、観光振興、生活保全、4つの観点から、地域ごとに「木材生産林」「環境保全林」「観光景観林」「生活保全林」の4つのタイプに区分し、それぞれの目的に応じた森林整備を進めていくための課題整理と基準づくりを検討しています。検討に当たり地域の実情を把握するため、県内7地域でモデル地区を設定し、地域の林業者、自治会、まちづくり関係者、行政関係者など幅広い分野の皆様に参加していただき地域検討会を開催し、ゾーニング案を検討しました。会議では「地域によって事情は異なる。地域独自の基準を設定したい」「奥山は環境保全林とすべき」「生活保全林は田畑を含めた集落全体からの距離を考慮すべき」「所有者だけでなく納税者にも説明できるよう客観性を重視すべき」など多くの具体的なご提案をいただきました。今回の検討会でいただいたご提案を踏まえ、今年度中に県としての考え方を定めたうえで、来年度から各市町村と協力して100年先を見据えた森林区分を設定し、それぞれの目的に応じた森林づくりを本格的に進めてまいります。100年の森林づくり地域検討会(東白川五加南地区)での検討水源かん養機能維持増進森林山地災害防止機能維持増進森林現行の市町村森林整備計画でのゾーニング木材生産林(人工林タイプ)木材生産林(広葉樹活用タイプ)環境保全林検討したゾーニング(案)【林政課大島弘義】●詳しい内容を知りたい方はTEL058ー272ー1111内線(3024)林政課までモデル地域林内路網モデル地域林内路網第6回生物多様性全国ミーティング&生物多様性自治体ネットワークフォーラムin岐阜2011年から2020年の10年間は「国連生物多様性の10年」です。私たちの暮らしを支える生物多様性の恵みを知り、将来につなげる行動に移す10年間です。「生物多様性全国ミーティング」と「生物多様性自治体ネットワークフォーラム」では、市民、企業、研究者、行政など、関係者が一堂に集い、生物多様性に向けた取組みの報告を行うとともに、パネルディスカッション等を実施します。生物多様性のためにできることを一緒に考えてみませんか。多くの皆様のご来場をお待ちしております。日時場所主催者共催者参加費プログラム問合せ先平成28年10月20日(木)13:00~16:30ぎふ清流文化プラザ長良川ホール(岐阜市学園町3-42)国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)、環境省、岐阜県生物多様性自治体ネットワーク無料●生物多様性キャラクター応援団共同宣言式UNDB-J「タヨちゃんサトくん」&岐阜県「ミナモ」●講演●UNDB-J認定連携事業表彰式●生物多様性アクション大賞発表●UNDB-Jロードマップ報告●岐阜県における生物多様性の取組発表●パネルディスカッション岐阜県環境生活部自然環境保全課電話058-272-1111内線2696【環境生活部自然環境保全課野田知宏】●詳しい内容を知りたい方はTEL058ー272ー1111内線(2696)環境生活部自然環境保全課まで5MORINOTAYORI