ブックタイトル森林のたより 757号 2016年10月

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概要

森林のたより 757号 2016年10月

岐阜県における施業プランナーの育成について■施業プランナーとは(※1)(※2)施業プランナーとは、主に「森林施業の集約化」と「森林経営計画の作成、実行監理」の2つの業務を担う、森林経営の中核となる人材のことです。一般的には、森林組合や林業会社等の職員が、その業務に就いています。施業プランナーは建設業に例えると「設計士兼営業担当」といった役割に当たります。そのため、施業プランナーは、森林の調査、間伐・木材搬出方法の検討、路網の設計といった技術的知識や、コスト計算、採算ラインの把握、収支見積りの作成といった経理的知識に加え、様々な関係者との調整を行うためのコミュニケーション力など、広範な知識や技術、経験などが必要とされています。(※1)「森林施業の集約化」複数の森林所有者から森林経営を受託等することにより、地域の森林を「面的」かつ「継続的」に管理していくこと(※2)「森林経営計画の作成、実行監理」市町村が作成する地域森林のマスタープラン(市町村森林整備計画)に適合した具体的な施業計画である「森林経営計画」を作成し、進捗管理を行うこと■施業プランナーの役割■施業プランナー育成にかかる県の取組み県では、健全で豊かな森林づくりに必要な人材である施業プランナーを育成するため、次のような研修を実施しており、これまでに124人(平成28年3月末現在)が研修を修了しています。育成研修(H20~)上級研修(H24~)技術維持研修(H22~)現場で施業プランナーとして活動するスキルの修得現場で生じた問題を自ら解決できるスキル、地域の森林管理及び経営の指導に必要なスキルの修得施業プランナーの資質維持や時機に応じた新たな知識の習得なお、研修修了者がそれぞれの林業事業体において施業プランナーとして活躍できるよう、育成研修を修了し、森林経営計画の実績を有した者を「岐阜県森林経営プランナー」として登録し、これまでに70人(森林組合43人(13組合)、林業事業体27人(20事業体))を登録しています。地域の林業を盛り上げるにはその担い手となる人材を育成することが不可欠です。県では今後とも林業関係団体などと連携し、人材育成に取り組んでいきます。【森林整備課増田龍太】●詳しい内容を知りたい方はTEL058-272-1111内線(3198)森林整備課まで7MORINOTAYORI