ブックタイトル森林のたより 758号 2016年11月

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概要

森林のたより 758号 2016年11月

シリーズ『森林・環境税』で“緑豊かな清流の国ぎふづくり”県民みんなで豊かな自然環境を守る仕組みとして「清流の国ぎふ森林・環境税」が導入されて4年が経過し、計画最終年である5年目の事業が実施されています。今年度も、森林に関係する事業を中心に連載で紹介します。7野生生物保護管理事業1.ニホンジカの捕獲を推進個体数や生息域が拡大しているニホンジカにより農林業や森林生態系への被害が大きな問題になっています。人とニホンジカの共存関係を構築するため、狩猟や許可捕獲を合わせて15,000頭が捕獲できる体制づくりを目指しています。〈取組み内容〉・市町村が行うニホンジカの個体数調整捕獲に係る経費への助成・地域ぐるみで捕獲する体制づくりへの支援・鳥獣捕獲等事業者認定を受ける事業者への助成・わな捕獲の技術向上を目的とした研修会を開催・県が自ら捕獲を実施(指定管理鳥獣捕獲等事業※)※平成28年度指定管理鳥獣捕獲等事業の概要(一社)岐阜県猟友会に委託し、県内10市町においてニホンジカ500頭、イノシシ200頭の捕獲を行っています。20,000捕獲目標頭数15,00010,0005,0000狩猟有害個体数調整指定管理17,44115,00011,7818,7159,497H24H25H26H27H28図:ニホンジカ捕獲実績(予定)平成24年度から本事業を活用し取り組んだ結果、平成26年度には目標を上回る17,441頭(狩猟+許可捕獲)を捕獲することができましたが、平成27年度は、前年度の捕獲頭数が多かったこともあり、11,781頭にとどまりました。平成28年度は、15,000頭の捕獲目標達成に向け、事業に取り組んでいきます。2.アライグマ等の捕獲を支援特定外来生物であるアライグマ、ヌートリアによる生態系への影響や農作物被害が問題になっています。そのため、市町村や捕獲に取り組む団体等へオリ購入に係る経費を補助しています。これまでに購入されたオリや処理設備は、各地域の捕獲活動の推進に有効活用されています。表:捕獲オリ等導入実績H28(導入数:基)H24 H25 H26 H27(予定)合計捕獲オリ処理設備市町村団体市町村74(10市町)ー2(2市町)34(6市町)ー1(1町)38(4市)ー058(7市町)30(2団体)060(7市町)25(2団体)1(1市)2645543.有害鳥獣捕獲等に従事する市町村職員の育成を支援市町村職員が有害鳥獣捕獲等に従事するための狩猟免許(第一種猟銃)、銃所持許可、猟銃等の取得のために必要な経費を補助しています。これまでに育成された市町村職員は、有害捕獲隊員の一員として活動に従事し、地域の捕獲体制整備の一翼を担っています。(人)育成人数1(1市)6(2市村)4(2市)7(6市町)6(3市町)表:育成人数の実績H28H24 H25 H26 H27(予定)合計24【農村振興課加藤真友美】●詳しい内容を知りたい方はTEL058-272-1111内線(3175)農政部農村振興課まで7MORINOTAYORI