ブックタイトル森林のたより 759号 2016年12月

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概要

森林のたより 759号 2016年12月

木工見学ツアー!inひだ高山で伐った木はどのように使われているのかを確かめるため、飛騨の女子会メンバーで木工所見学会を企画しました。工房の方、森林管理署の方、地元の高校生も参加してくれました。女子会メンバーが勤める原木市場から素材を仕入れている花井木工所さんと木工房大噴火さんを見学させていただきました。花井木工所さんは、ホオの木(天然木)で包丁の柄を作る木工所、木工房大噴火さんは丸太や板を加工し、椅子やテーブル、照明などを作る木工房です。高山の木を使い、素材を手で割り、木の目の通りを大切に美しく強度の高いものを作っています。包丁の柄や椅子の作り方を間近で見ることができ、海外の料理人の方も使う包丁の柄、海外のデザイナーさんと作る家具が高山の町中で作られていることを知ることができました。お昼は、イノシシ・シカ肉を塩やお手製のソースをつけて美味しくいただきました。最後に後継者問題、製材業者の減少、材料となる木の調達の難しさ、また木を伐る人と木を使う人同士の繋がりが薄いなどの意見から林業の問題を考えることができました。林業グループコーナー林業女子会@岐阜飛騨探訪花井木工所大噴火お昼ごはん集合写真林業女子会@岐阜とは「女性でも林業に関われることを証明したい!」そのような思いをきっかけとして2011年、林業を学ぶ学生を中心として「林業女子会@岐阜」を結成しました。世間では、林業は〝「3K(きつい・汚い・危険)」「男社会」=女性が関わるのは難しい?という印象が強くあります。林業に関わる女性への理解を広め、私たちが大好きな林業や森林のファンを増やして、日本の山をもっと元気にしたい、その思いで活動しています。また林業女子会は、林業や森林に興味を持った女の子達による自主的な集まりとして、日本各地で結成されています。他地域の女子会同士で交流し、女子会ならではのネットワーク力で、林業関係者と一緒に林業や森林の魅力を、美味しいもの、かわいいもの大好き?な女の子の視点も忘れず、多くの方に伝える活動をしています。11月には東白川村で現場見学ツアーを企画しています。一般の方も募集して、林業の輪が広がればいいなと思います。今後考えていること飛騨で第2弾!ものづくりを見ることができたので、今度は山のいいところを探しに行きたいと思います。普段、山に行く機会がない木工学校の学生や工房の方、また消費者の皆さんと一緒に木の実や山菜、新緑や紅葉など山の変化を見つけ、山を身近に感じ、山づくりを考えるきっかけになるような会を開きたいです。女子会の活動について、ブログに載せています!良かったらご覧ください。http://www.musublog.jp/blog/ringyoujosikaigifu/【林業女子会@岐阜飯沼薫子井口加南子】MORINOTAYORI13 MORINOTAYORI