ブックタイトル森林のたより 759号 2016年12月

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概要

森林のたより 759号 2016年12月

●詳しい内容を知りたい方はTEL050ー3160ー6090岐阜森林管理署まで国有林の現場から民国連携した市町村への協力の推進について3岐阜森林管理署主任地域林政調整官大島愛彦岐阜県庁から森林管理署に赴任して森林管理署の朝はラジオ体操から始まります。健康、安全を第一に考えた取り組みで、私も事務所にいるときは、思いっきり体を動かしてラジオ体操しています。4月の人事異動で岐阜県庁から岐阜森林管理署へ出向となりました。岐阜県庁でも職員の健康管理がよく言われます。私が3月まで勤務していた防災課は徹夜勤務があり、体力的に厳しい職場でした。運動不足になりがちな岐阜県庁でも(昔はあったようですが)ラジオ体操を取り入れてはいかがでしょうか。朝8時25分から、昼12時55分から等、音楽をかけて取り組まれることを提案します。さて、民有林と国有林の連携強化のため、私は地域林政調整官として岐阜森林管理署に赴任しました。着任してみると、すでに民有林と国有林は連携ができていました。例えば、コンテナ苗は岐阜県森林研究所と中部森林管理局森林技術・支援センターが共同研究を行い、5月には合同開催で発表会及び現地検討会を行いました。森林整備推進協定(共同施業団地)は岐阜森林管理署の管内でも東白川村、下呂市、七宗町で締結しており、民有林と連携した森林整備等を推進しています。ニホンジカ対策では森林管理署から市町等へくくり罠の貸し出し等を行っています。ここまで連携が進んでいるのなら、私がここにいる必要はあるのか。国家公務員になりましたから岐阜県だけでなくもっと広域の視点で、例えば下流域の愛知県、名古屋市の人たちに森林の役割や大切さを伝えるなど、林野庁でしかできない仕事にチャレンジしたいと思います。民国連携した市町村への協力の推進前置きが長くなりましたが、民国連携した市町村への協力の推進について取り組みを紹介します。今年6月1日に「国有林における森林総合監理士等による市町村への協力の推進について」という文書を、各市町村へは管轄する森林管理署から、農林事務所等の県関係機関へは岐阜県代表署である岐阜森林管理署から通知しました。林業を取り巻く課題は市町村ごとに異なることから、岐阜県では独自の取り組みとして、市町村ごとに地域課題を把握し解決する仕組みとしての市町村森林管理委員会があります。今までは国有林のある市町村の森林管理委員会にしか参加してきませんでしたが、森林管理署は林野庁の現地機関として林業の成長産業化を実現していくために、県と連携して市町村や林業事業体の取り組みを支援するため、国有林の有無に関わらず積極的に参画していこうという趣旨の文書です。県や市町村の方はもう1回書類を引っ張り出して見ていただけると幸いです。新たな取り組みと民国合同で研修会を開催4月から民国連携の会議として、県をはじめ、下呂市、七宗町、東白川村、本巣市、郡上市などに参加。6月には初めて岐阜市林業会議に、10月には山県市森林づくり会議に参加しました。7月には山県市、岐阜市、本巣市の森林管理委員会から国有林の現場が見たいと依頼があり、コンテナ苗の研修会を下呂市金山町で開催しました。コンテナ苗の普及という目的以上に、民国合同で研修会を企画し開催できたことを嬉しく思います。岐阜森林管理署は、揖斐川森林計画区、長良川森林計画区、飛騨川森林計画区の広いエリアを担当しています。先述したとおり、森林管理署は林野庁の現地機関です。国有林の有無に関わらず支援にまいりますので、気軽に私までご連絡ください。▲民国合同研修会(7/19下呂市金山町の国有林にて)▲岐阜市林業会議(6/15岐阜市役所にて)MORINOTAYORI15