ブックタイトル森林のたより 759号 2016年12月

ページ
19/22

このページは 森林のたより 759号 2016年12月 の電子ブックに掲載されている19ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

森林のたより 759号 2016年12月

治山技術の向上への寄与等を目的に、中部8県と中部森林管理局等を構成員に治山研究会中部支部が設置されています。当支部では治山事業に関する技術の向上を目指し、毎年構成県が持ち回りで現地検討会と技術(設計・積算)検討会を実施しています。今年度の現地検討会は、9月に静岡県において開催され、岐阜県から2名が参加し、計画書の作成方法を学びました。(10月に開催された技術(設計・積算)検討会の内容については1月号に掲載します。)■検討会概要検討会は次の内容で行われました。●開催日時:平成28年9月14日?平成28年9月16日●現地検討個所:静岡県静岡市駿河区丸子地内●室内検討会場:静岡県静岡総合庁舎●検討内容:現地調査と治山事業計画書立案治山事業の実施計画書作成●参加者:24名各班6名の4班で検討●日程:1日目現地検討2日目室内検討3日目成果発表■現地検討検討会初日は、日程説明等の後、班分けされ、現地検討に出かけました。検討箇所は、静岡市の中心部から西へ車で20分ほどの山の中のしだらく沢と呼ばれる小渓流です。渓流最上部に崩壊地があり、渓流の荒廃が進んでいます。今回の研修は、この渓流に治山ダムを設置するための測量及び計画書の作成です。測量は高低差100m、延長300mの渓流部の縦断測量、構造物設置箇所の横断測量等を実施しました。また、現地の全体の状況把握も重要な研修項目です。■室内検討2日目は班ごとに計画書、計画平面図、構造図の作成です。各県ごとに資料の作成方法に特徴があり、感心するばかりでした。■成果発表第3日目に班ごとにパワーポイントを用いて、成果の発表と質疑応答を行いました。同じ目的の施設のはずですが、各班ごとに微妙に異なり、参加者の経験や考え方が反映されていました。■最後に実践的な研修内容で、今後の業務に役立てていきたいと考えています。最後に、ご多忙の中、研修資料・会場の準備及び研修時の指導をしていただきました静岡県職員の皆様、ありがとうございました。●詳しい内容を知りたい方はTEL058ー214ー7406岐阜農林事務所までTEL0577ー33ー1111内線(487)飛騨農林事務所まで岐阜農林事務所林業課村井弘人飛騨農林事務所森林保全課奥中大智平成28年度第55回治山研究会中部支部現地検討会に参加しました横断測量実施完成した平面図・構造図計画書作成状況MORINOTAYORI19