ブックタイトル森林のたより 761号 2017年02月

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概要

森林のたより 761号 2017年02月

ツリーシェルターが施された新植地の見学風景シカ対策では、ツリーシェルター(単木防護資材)のほか、防護ネットや忌避剤等も使用されます。森林では、対象面積の広さや地形条件、アクセスの悪さに加え、積雪等の影響もあり、対策が難しいことを学びます。授業の中で支援しています。います。学びます。また、狩猟免許の取得もこのの授業の充実を図っていきたいと考えてネットやツリーシェルター設置方法等をうした情報を参考に、さらにアカデミーよりわなの設置や獲物の取り扱い、防護報交換をしていくことになっており、こ除技術の習得を目的としており、実習にうです。これらについては、引き続き情この授業は、わな猟等の狩猟技術や防り充実した内容で授業が行われているよ?「野生動物捕獲実習」30時間要なスキルとされていることもあり、よ等について学びます。プログラムは、狩猟がフォレスターに必状、加害獣の生態、防除対策、関係法令ていることがわかりました。また、教育識の習得を目的としたもので、被害の現高齢化など双方の課題は驚くほど共通し?「こ森の林授獣業害は」、森30時間林獣害に関する基礎知きく異なる一方で、森林獣害や狩猟者のでは、銃や狩猟に関する文化や制度が大でいます。授業を設定し、担い手の育成に取り組ん林獣害対策に必要なスキルを学ぶためのこうした状況の中、アカデミーでも森●アカデミーの人材育成れています。されるなか、更なる対策の強化が求めらり、生息域の拡大や個体数の増加が予想ず森林の生態系を脅かすほどになっておです。その被害は、単木被害にとどまら約8割(面積比)がニホンジカによるもの現在、我が国の鳥獣による森林被害の「森林獣害」授業風景頭骨標本や足のはく製等を用い、加害獣の生態や被害の特徴を学びます。前列手前からニホンジカ、クマ、カモシカ、後列イノシシする機会が得られました。日本とドイツ害、教育プログラム等について情報交換学から教授陣が来校され、狩猟や森林獣昨年十一月に、ロッテンブルグ林業大●ロッテンブルグ大学での教育学びを深めます。猟友会等が主催する講習会等にも参加し、学で開講される野生動物管理学講座や県、学生達は、これらの授業の他、岐阜大討を進めています。ンジニア科にも科目を新設する方向で検科を対象としていますが、次年度は、エ●求められる対策の強化現在、これらの科目は、クリエーター森林と人活かす知恵岐阜県立森林文化アカデミー教授●伊佐治彰祥森林文化アカデミーの担い手育成を50「森林獣害対策」ます。担い手として巣立ってくれることを願い技術を身に付け、頼れる森林獣害対策のアカデミーの学生達が、必要な知識、いスキルになると考えます。識・技術は、森林技術者にとって外せな今後、森林獣害対策や狩猟に関する知●終わりに狩猟儀式風景捕獲された動物を悼み、狩猟ホルンが吹かれる。曲は獣の種類ごとに決められているとのこと。捕獲された動物は、右側を下にして横たえられ、オスの口には、枝を咥えさせる。こうした狩猟文化が授業をとおして伝えられる。狩猟学実習風景ドイツでは、銃所持が日本より容易で、初心者でもライフルを所持することができる。一方で、狩猟免許の取得は日本より難しい。また、くくり罠猟は、動物福祉の観点から、禁止されているとのこと。●詳しい内容を知りたい方はTEL(0575)35ー2525森林文化アカデミーまで5MORINOTAYORI