ブックタイトル森林のたより 763号 2017年04月

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概要

森林のたより 763号 2017年04月

平成28年度岐阜県岐阜県治山林道研究発表会は、治山研究会員、林道研究会員が、治山、林道事業の業務に携わる中で直面する課題について、調査、研究した成果を発表するもので、治山研究会と林道研究会が合同で開催するようになり今年度で18回目、個別では治山研究発表会が52回目、林道研究発表会が45回目を迎えました。平成29年2月10日に約140名が参加して、関市わかくさプラザ多目的ホールにおいて開催し、治山部門、林道部門で各4題の発表があり、いずれも今後の森林土木技術の向上が期待される充実した内容でした。発表終了後には、森林研究所の臼田専門研究員から「治山林道事業における航空レーザ計測データの活用」と題した研究成果の発表がありました。本会の最後には、審査員長である国立大学法人岐阜大学名誉教授の木村正信氏から研究発表内容に対する改善点を含めた講評の後、治山、林道両部門の最優秀賞及び優秀賞の表彰で本会を終了しました。林道研究発表課題【最優秀賞】補強土壁に係る路面排水の一考察郡上農林事務所後藤真希集中豪雨により補強土壁が3箇所被災を受けた。その被災に至った過程の考察及び、防止対策について検討した結果を報告。【優秀賞】丸太伏工施工後の経年変化と効果について恵那農林事務所大藪絢香平成17年度~27年度施工の丸太伏工にプロットを設置。植被率、腐朽状況等の調査結果から丸太伏工の効果持続年数、管理方法について考察した結果を報告。【優秀賞】原点回帰:欧州に学ぶ安価で丈夫な道づくり飛騨農林事務所中谷和司日本の基準に適応させつつ平成23年度に林業先進地である欧州の道づくり(屋根型構造)を開設した。開設後5年経過した状況を踏まえ、屋根型構造の道づくりの考え方と有効性について報告。路側構造物傾倒の原因究明と対処方法揖斐農林事務所安達孝博林道三倉~上ヶ流線において、路側構造物が傾倒したため、原因の究明と対策工法の検討結果を報告。写真-1会場の様子写真-2治山部門表彰写真-3林道部門表彰19MORINOTAYORI