ブックタイトル森林のたより 767号 2017年08月

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概要

森林のたより 767号 2017年08月

▲森林文化アカデミー小原准教授による講義▲中空木材の説明(親和木材工業㈱にて)▲修了証授与記念撮影(㈱新和建設モデルハウスにて)県では、海外への県産材の販路拡大を図るため、これまで韓国で開催された住宅資材展示会への出展や韓国の建築技術者に対するセミナー等により、県産材のPR活動等を行ってきました。韓国の木造住宅のほとんどはツーバイフォー工法であるため、韓国の建設現場で実際に働いている技術者に、まずは日本の木造軸組住宅がどのようなものなのか、知ってもらう必要があります。そこで、5月24日から26日にかけて、韓国の大工等の技術者15名を対象とした研修会を県内で初めて開催しました。【1日目】森林文化アカデミーにおいて、木造住宅の施工時の注意点について、小原准教授から講義を受けました。韓国では、電気の配線等で必要となる穴を壁や柱に現場の感覚で開けてしまうこともあるようで、受講算等による確かな設計のもと、設計通りに施工できる技術が必要であると感じました。今後は、引き続き海外の展示会において県産材のPR活動を行うとともに、現地バイヤーとのマッチングや人材育成についても取り組んでいきたいと考えています。最後に、本研修に快く協力をいただきました事業者の方々に、お礼を申し上げます。生の皆さんは、断面欠損の考え方に興味を示されていました。【2日目】親和木材工業㈱の製材・加工施設を見学しました。キットハウス用の中空木材等の建築部材が加工されていく様子を見て、品質の高さに驚かれていました。次に、後藤木材㈱のプレカット工場を見学しました。ツーバイフォーの部材よりもプレカット製品のほうが、ち密で韓国の伝統建築に合っているとの意見がありました。【3日目】㈱新和建設の住宅建設現場と住宅モデルハウスを見学しました。日本の木造軸組住宅の技術の高さに感動されていました。研修生の感想から、今後、韓国で日本の木造軸組住宅を普及させていくためには、建設現場のニーズに応じた明確な流通方法や、構造計●詳しい内容を知りたい方はTEL058ー272ー8487県産材流通課まで「日本式木造軸組住宅に関する韓国技術者研修会」を開催しました【県産材流通課三輪哲司】MORINOTAYORI7