ブックタイトル森林のたより 797号 2020年02月

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概要

森林のたより 797号 2020年02月

います。られます。傷、地際の樹幹傷(図3)といわれての早期発見・伐採・搬出が有効と考え体内への侵入経路は、枯死根や根のる恐れがあります。防除には、被害木れまでに複数種が判明しています。樹が拡大したり、周囲の健全木に伝播す原因は木材腐朽菌類で(図2)、こが、そのまま放置すると樹体内で腐朽ヒノキは罹病しても枯死はしません図1ヒノキ根株腐朽病の被害図3地際の傷から侵入した腐朽被害病害です(図1)。材積の最も大きい根元部分が腐朽するヒノキ根株腐朽病とは、価値が高く図2被害木から分離した木材腐朽菌ヒノキ根株腐朽病とは森林研究所●片桐奈々岐阜県におけるヒノキ根株腐朽病の現状に割合濃ではの高37%に達しました(図かった揖斐と西濃の腐朽4)。特最も低い東濃でも9%で、最も高い西ました。地域その結果、別の60林平分均で腐被朽害本が数確割認合さはれ平均腐朽本数割合(%)403020100調査=7林分数岐阜中濃6郡上9揖斐7西濃図4地域別の平均腐朽本数割合(%)可茂、下呂地域は未調査9東濃8恵那7飛騨9根株断面の腐朽状況を調査しました。握するため、間伐・皆伐地62林分で、です。そこで県内の被害発生状況を把地域や発生程度を把握することが重要効率良く防除を行うためには、被害岐阜県の被害発生状況●T詳EしLい内0容5を7知り5ーた3い方は3ー25森8林5研究所までしていきます。路の種類や環境、地形等)を明らかにに、被害が発生しやすい条件(侵入経するため、県内の全調査データをもといても把握し、被害木の早期発見に資今後は、未調査地域の発生状況につ図5シカ?皮害痕から侵入した腐朽被害5)。は約4割がシカの?皮害痕でした(図の侵入経路は、揖斐は約半分が、西濃13MORINOTAYORI