ブックタイトル森林のたより 819号 2021年12月

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概要

森林のたより 819号 2021年12月

林業労働災害レスキュー訓練を初開催しました訓練内容をふりかえる意見交換を行いました。参加者からは、「緊急通報で伝えるべき内容が理解できた。」「レスキューマネキンでも相当重く感じた。実際に作業員を救出する際は相当苦労すると実感した。」「止血方法が昔と変わっていた。感染予防のゴム手袋が必要など新たな発見があった。」などの意見が聞かれました。また、消防署職員からは、「119番通報することで消防機関が始動する。先ずは通報することを最優先し、状況変化の都度、連絡を入れることで救急隊員が適切な対応の準備ができる。」「我々も今回の様な訓練を続けていきたい。」などの話があり、参加した皆さんにとって実のある訓練が実施できました。今回は、消防の管轄が広い岐阜・飛騨地区を先行して実施しました。次年度以降は、開催地区を増やすとともに定期的に訓練を実施し、緊急時の対応強化と林業関係者の安全意識の向上に繋げていきます。【森林整備課担い手企画係】状況を再現し、その状態から周囲の安全確認をしつつ、チェーンソー等を使いながら被災者を安全に救出しました。【訓練3:身動きできない被災者の搬送訓練】被災者が一人で動けない場合を想定し、その場で作業服と木杭で作った臨時の担架を用いるなど、最寄りの林道まで搬送しました。【訓練4:切傷部の止血等応急処置訓練、持参救急箱の点検】緊急車両が到着するまでの間に、自分達で出来る止血方法や骨折した場合の応急処置訓練を行うとともに、持参した救急箱の中身について消防署職員から指導を受けました。1緊急通報訓練2被災者の救出訓練3被災者の搬送訓練4被災者の応急処置訓練意見交換会去る10月6日(水)には高山市国府町金桶地内、10月8日(金)には本巣市根尾宇津志地内の山林において県内で初となる「林業労働災害レスキュー訓練」を開催しました。このレスキュー訓練は、労働災害の発生頻度が最も高い林業において、奥山で作業中に被災した技術者を、安全かつ迅速に救出するために必要な知識と手順等を学ぶものです。当日は、消防署職員による指導のもと、間伐作業を想定した現場で実践的な4つの訓練を行いました。現地訓練現地訓練【訓練1:緊急通報訓練】訓練会場から実際に「119」通報を行い、管轄の消防本部通信指令室のオペレーターからの質問に答えながら、労働災害発生場所や被災者の状況などを伝えました。【訓練2:倒木の下敷きからの救出訓練】レスキューマネキン(重量48kg)を用いて人が伐倒木に挟まれている訓練のふりかえり訓練のふりかえり現地訓練の後は会議室に移動して、消防署職員を中心にグループ単位でMORINOTAYORI5林業労働災害レスキュー訓練を初開催しましたMORINOTAYORI