ブックタイトル森林のたより 820号 2022年1月

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概要

森林のたより 820号 2022年1月

国有林の現場から63こんなところにも国有林3また、旧家が残る城下町を散策するのもおすすめです。?瑞浪市の小お里り国有林瑞浪市小里の小里国有林には岐阜県指定史跡「小里城跡」があります。小里城は1532年頃に小里出羽守光正が築城し、1572年には織田信長配下の城となりました。現在は城址となっていますが、中以前、金華山や郡上市の東殿山を紹介しましたが、東濃森林管理署管内にもいくつか特徴のある国有林があります。今回はそのうちの3箇所を紹介します。?恵那市の岩村国有林岩村国有林に隣接する岐阜県指定史跡「岩村城跡」(恵那市岩村町)は、日本三大山城の一つに数えられ立派な城壁が残っています。岩村城は、江戸諸藩の府城の中で最も高いところに築かれ、高低差180mの地形を巧みに利用した城で、明治の廃城令により廃城されるまで連綿と存続しました。標高717mの岩村城址までは、岩村歴史資料館の駐車場から石畳の整備された山道を約1km歩きます。途中いくつかの門の跡や六段壁という石垣を見ることができます。有名な話では、戦国時代城主を亡くし未亡人となった夫人が、自らをかえりみず、領民や家臣を守った「女城主」のいい伝えがあります。きます。また、この地は万葉集の「防人の歌」に代表されるように、東国と西国の境に位置し、東国から北九州に移動する詩歌にも残されています。アクセスは中津川市街地から神坂方面に行き、市道大谷霧ヶ原線を神坂峠に向かいます。なお、市道の途中から樹齢二五〇年以上の神坂大檜にもアクセス可能です。●詳しく知りたい方これら3箇所は、中部森林管理局の「国有林おさんぽマップ」に登録されていますので、詳しく知りたい方は中部森林管理局のホームページをご覧下さい。(東濃森林管理署)世から近世初頭の城郭構造を良好に残しています。天守跡まで約700mの山道の途中には御殿場跡などの史跡が残り、所々眺望が開け標高400mの頂上には本丸跡などがあります。登城口は、瑞浪市街地から県道20号を恵那市明智方面に向かい約10分のところにあり看板が目印です。?中津川市の湯舟沢国有林中津川市と長野県阿智村との境にある「富士見台高原」は、一面笹に覆われた美しい高原です。標高1739mの頂上は360度の大パノラマで、恵那山をはじめ多くの日本百名山を望むことができます。神坂峠からは往復約3.5kmの緩やかな登山道で、途中の避難小屋で休憩がで▲岩村城の六段壁▲小里城跡▲富士見台高原MORINOTAYORI 18