ブックタイトル教育医学 J.Educ.Health Sci. 第63巻 第3号 通巻 第289号

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概要

教育医学 J.Educ.Health Sci. 第63巻 第3号 通巻 第289号

危険予知トレーニングの手法を導入した児童に対する水難事故防止学習に関する事例的研究図1危険予知トレーニングで用いた河川(上)と海(下)のイラスト2.授業展開表1は,危険予知トレーニングの授業展開案を示した.授業展開案を基に,着衣泳の直後に,学級担任(教職経験15年)が指導にあたった.授業時間は45分間であった.3.イラスト図1は,危険予知トレーニングで用いたイラスト示した.各イラストは,児童が危険を生み出す様子,危険に晒される様子,また,周囲の環境にも気づきが及ぶよう企図して作成した.4.ワークシート危険予知トレーニングで用いたワークシートは,A 4サイズ1枚で作成された.質問は,「小学生が遊んでいるイラストの中には,どのような危険(きけん)がありますか.」(以下,「危険」と記載),「見つけた危険(きけん)をさけるための対策は,どのようなことがありますか.」(以下,「対策」と記載)であった.5.質問紙調査調査項目は,稲垣ら4)の項目を参考に,リスク認識4項目,対策実行認識2項目で構成された.リスク認識の項目は,水難事故の発生可能性について,「日本のどこかでおぼれてしまう事故がおこると思いますか」(以下,日本),「自分や友だちが,おぼれてしまう事? 268 ?