ブックタイトル教育医学 J.Educ.Health Sci. 第63巻 第3号 通巻 第289号

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概要

教育医学 J.Educ.Health Sci. 第63巻 第3号 通巻 第289号

山本貴大,久保田浩史,滝優里花,山本浩貴,麻草淳,松本香奈,石川美久,横山喬之,生田秀和表1各群のチェストプレスの平均値および二要因分散分析PT群(n=11)C群(n=9)F-valuep値偏η2多重比較検定Tukey's HSDMeanSDMeanSDF12.170.150.10Post:PT群>C群トレーニング前30.17.735.36.2F2233.96*<0.0010.92PT群,C群:Post>Preトレーニング後52.38.839.24.1F3100.24*<0.0010.83単位:kg,SD:標準偏差,F1:群,F2:トレーニング前後,F3:交互作用,*:p<0.05Pre:トレーニング前,Post:トレーニング後表2各群のレッグプレスの平均値および二要因分散分析PT群(n=11)C群(n=9)F-valuep値偏η2多重比較検定Tukey?s HSDMeanSDMeanSDF16.21*0.020.24Post:PT群>C群トレーニング前77.515.979.715.7F278.5*<0.0010.80PT群,C群:Post>Preトレーニング後141.030.7102.914.3F315.3*<0.0010.43単位:kg,SD:標準偏差,F1:群,F2:トレーニング前後,F3:交互作用,*:p<0.05Pre:トレーニング前,Post:トレーニング後表3チェストプレスおよびレッグプレスの総レップ数,その他の筋トレおよび有酸素運動の総時間PT群(n=11)C群(n=9)MTMTUzpチェストプレス(レップ数)1688151112056142.70*0.00レッグプレス(レップ数)1750149114057162.55*0.01その他の筋トレ(分)47092745117271.790.96有酸素運動(分)42511641092490.040.48M:中央値,T:順位総和,*:p<0.05表4被験者がチェストプレス,レッグプレスを行なう際に選択した負荷チェストプレスレッグプレス%1RMPT群(n=11)C群(n=9)PT群(n=11)C群(n=9)60%1RM以下040275%1RM11111385%1RM0302100%1RM以上0102単位:人数ストプレス,レッグプレスの総レップ数およびその他の筋トレ,有酸素運動の総時間の中央値を示している.検定の結果,PT群のほうがC群に比べ総レップ数が有意に多かった.また,その他の筋トレ総時間,有酸素運動の総時間において有意差はなかった.表4は,PT群とC群が筋力トレーニングで行った負荷を示している.PT群のチェストプレスとレッグプレスの負荷は全員が75%1RMの負荷でトレーニングを行ったのに対し,C群はチェストプレスでは60%1RM以下の負荷,レッグプレスでは75?85%1RMの負荷でトレーニングを行った者が最も多かった.また,実験期間中の負荷の漸増について,PT群は常に75%1RMの負荷でトレーニングできるように調節していたのに対し,C群は実験開始から終了まで同じ負荷を用いていた.Ⅳ.考察チェストプレス,レッグプレスにおいて,両群ともにトレーニング前に比べてトレーニング後で挙上重量が大きくなった.これは,パーソナルトレーニングの有無に関係なく,週3回のトレーニングの効果があることを示している.一方,トレーニング後において,PT群はC群に比べて挙上重量が大きかった.このことは,パーソナルトレーニングを行うことが,より大きなトレーニング効果をもたらすことを示唆している.Storerら20)は,成人男性を対象として,12週間の週3回のパーソナルトレーニングの効果を検証し,自己流? 283 ?