ブックタイトル森林のたより 721号 2013年10月
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森林のたより 721号 2013年10月
●詳しい内容を知りたい方はTEL058ー272ー8487県産材流通課まで地域展開型森林づくりプロジェクト(通称:地域森プロ)県では健全で豊かな森林づくりを全県的に広く普及・定着するため、健全で豊かな森林づくりプロジェクト(通称:森プロ)の地域普及版として、地域展開型森林づくりプロジェクト(通称:地域森プロ)を実施しています。2年目を迎えた地域森プロの実施状況や認定状況を紹介します。地域森プロは何を目指すのか。森プロと比較して、モデル団地の規模などの要件を緩和し、小規模林業事業体等でも取り組めるプロジェクトとして、より多くの地域や人が関わることで、健全で豊かな森林づくりの地域展開を図ります。地域森プロは森林経営計画の模範事例及び地域課題の解決に向けた先導的なモデル団地として、林業普及指導員の重点的な指導・支援を受けて林産技術向上の研修等を行い、林業事業体の林産事業への参入促進、林産班及び林産技術者を育成し、木材生産性の向上、ひいては木材生産量の拡大を図ることを目標にしています。地域森プロは、平成24年度の制度創設から1年が経過し、今年度からは地域森プロ独自の優遇措置を講じています。一つ目に木材生産支援として、地域森プロの団地内で生産した木材(間伐材にはこだわりません)の運搬補助を行っています。1年目は1,000円/m3、2年目は500円/m3を補助します。二つ目に高性能林業機械のレンタル支援を、今年度から地域森プロ限定の事業にしました。補助率を昨年度までの1/4補助から1/2補助に引き上げ、補助金の上限額も40万円に引き上げました。高性能林業機械をお試しで使うのではなく、意欲的に森林づくりに取り組む事業者へ集中投資して木材生産を進めることが狙いです。昨年度に認定した12の地域森プロ事業者から、市有林等と共同で森林経営計画を作成した先進事例や、路網整備や木材生産性の向上、効率的な仕分け、有利採材等の各種研修を行った実績が報告されました。木材生産に関しては、木材生産性の平均値は車両系で3.7m3/人日とまだ低い水準ながら、森林所有者へ平均で2,330円/m3の利益還元を行いました。本年6月19日に地域森プロ推進チーム会議(地域森プロの審査会)を開催し、14の事業提案がありました。各提案者とも会議の意見を受けて事業計画書を追記、修正したうえで申請しました。8月末の段階では今年度は11の地域森プロが認定され、他に2件が審査中(認定見込み)です。地域森プロの認定は昨年度と合わせて25件となる見込みです。来年度も引き続き地域森プロに取り組む予定ですので、林業関係者の皆様の積極的な参加をお待ちしています。【県産材流通課大島愛彦】うすずみの里造材・仕分研修坂内県民の森生産性向上研修平成24年度の実施状況地域森プロの優遇措置地域森プロのねらい平成25年度の認定状況14MORINOTAYORI