ブックタイトル森林のたより 726号 2014年03月

ページ
9/18

このページは 森林のたより 726号 2014年03月 の電子ブックに掲載されている9ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

森林のたより 726号 2014年03月

木の香るぎふの施設15高山市立東小学校木造化高山市松之木町2962-1施設の経緯●東小学校は、建築後45年以上が経過し、施設の老朽化が著しく、耐震基準を満たしていない状況であったことから、校舎の建替えを行いました。●これまでは鉄筋コンクリート造4階建の校舎でしたが、岐阜県産材をふんだんに使用することで、温もりのある木造校舎となりました。自然採光、通風・換気のための吹抜けと、ワークスペースとして使用できる広い廊下施設概要小学校の外観事業主体事業年度構造・延床面積施設用途木材使用量使用樹種全体事業費助成額設計者施工業者工期高山市平成23~24年度木造2階建て4,647m2(管理棟、普通教室棟、渡り廊下)教育施設(小学校)普通教室、特別教室、職員室、保健室等1278.58m3(うち県内産使用量1049.02m3)主な使用樹種:スギ、ヒノキ、マツ1,384,000千円県産材需要拡大施設等整備事業(公共施設等木造化支援タイプ30,000千円)有限会社斐太プランニング建築:堀口・林特定建設工事共同企業体電気設備:㈱蜘手電気機械設備:㈱伊千呂平成23年10月~平成25年3月大断面の集成材を使用し、広いスペースを確保。大きな梁を表しとしたことにより、木の空間を感じられる図書室。ここに注目!●自然の恵みを活用した施設(採光・通風・換気)●太陽光発電、雨水利用設備の設置●断熱・遮熱、省エネ機器の設置による設備の効率化●森林・環境税を活用して導入したぺレットストーブを設置し、再生可能エネルギーや森林保全の学習に活用利用者(児童)の様子●校舎が完成し、子ども達が木の匂いや肌触りを確かめたり、これまでの鉄筋コンクリート造ではない空間の違いを感じていることが印象的でした。●また、掃除の時には木目に沿って丁寧にホウキを使っており、完成したばかりの校舎を大切にしようとする子ども達のやさしさが伝わってきました。教室では、森林・環境税を活用して導入した県産材の机・椅子を使用■見学・視察についてのお問い合わせ◇高山市役所教育総務課◇施設の連絡先TEL0577-35-31539 MORINOTAYORI