ブックタイトル森林のたより　736号　2015年01月

概要

森林のたより　736号　2015年01月

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●岐阜県の林道事業の紹介2「中濃農林事務所管内の林道事業」県中央部、民有林面積４５，６４２haの中濃管内には、現在、２７８，２２７m、１６９路線の林道が開設されています。今回は、その中から、様々な目的に利用されている「中美濃線」美濃市区間を紹介します。「中美濃線」は、美濃市片知を起点に、関市洞戸、郡上市（美並町、八幡町）を経て関市板取に至る総延長２０，０１９ｍの基幹道です。林業用途のほか、瓢ヶ岳、高賀山、片知渓谷へのアクセス向上など多目的な利用を目指し、平成元年に着工、平成２８年完成に向け、現在、関市板取区間で改築工事が行われているところです。今回紹介する美濃市区間は、美濃市片知奥板山を起点に、片知渓谷を遡り、関市まよせ青空に映える中美濃林道洞戸境の峠に至る７，３３０ｍの区間で、峠で洞戸高賀方面に通じる真寄勢林道に接続しています。区間上流部には、展望広場や東屋、トイレが整備された「片知渓谷ふくべの森公園」が整備されており、新緑・紅葉シーズンには多くの登山者や観光客に活用されています。近年は、林道をコースとした自転車ヒルクライムレースが開催されたり、源流部に点在する巨岩が全国のボルダリング愛好者に注目され、若者を中心に林道や公ボルダリングを楽しむ若者たち園利用者が急増しているとのことです。地元では、こうした動きを地域活性化につなげようとする取り組みも始まっています。また、周辺には、官行造林地、森林総研造林地など約５８０haの分収林をはじ本巣市め、市有林、財産区有林等まとまった面積の人工林が育成されており、地域の水源揖斐川町林としてその機能を発揮しています。これらの林の中には、すでに伐採時期を迎えたものもあり、国産材の需要増が見込まれる中、木材生産機能発揮への期待も高まっていることから、今後、中美濃線の林業用途での活用が一層進むものと思われ自転車ヒルクライムレース風景池田町ます。写真提供美濃市大垣市大垣市笠松町【中濃農林事務所伊佐治彰祥】●詳しい内容を知りたい方はＴＥＬ0575-33-4011内線（230）中濃安八農町林事務所林業課まで森林・林業関係イベントカレンダー（1月～2月）開催日行事名等内容等1月28日?～1月29日?リスクアセスメント担当者安全教育●時間：28日（水）（林業）9:20～17:3029日（木）（製造業）9:20～17:30●申込：開催日の10日前まで●受講料：11,800円（振込み）●定員：30名（定員になり次第締め切ります。）垂井町関ヶ原町大垣市開催場所問い合わせ先ぎふ森林文化センター（岐阜市六条江東2-5-6）ふくべの森公園からの眺望大野町岐阜市北方町神戸町瑞穂市岐南町羽島市養老町輪之内町海津市源流部で進められる森林整備の取り組み山県市白川村美濃市郡上市七宗町多治見市林業者向け林材業労災防止協会岐阜県支部担当仲井TEL：058-275-0192 FAX：058-272-3858飛騨市高山市下呂市川辺町八百津町富加町関市美濃加茂市可児市坂祝町御嵩町可児市各務原市瑞浪市土岐市白川町東白川村恵那市中津川2月3日?刈払機取扱作業者安全衛生教育●時間：9:20～15:30学科15:30～16:30実技●申込：開催日の10日前まで●受講料：11,100円（振込み）●定員：30名（定員になり次第締め切ります。）ぎふ森林文化センター（岐阜市六条江東2-5-6）林材業労災防止協会岐阜県支部担当仲井TEL：058-275-0192 FAX：058-272-38582月4日?～2月5日?伐木・チェーンソー作業従事者特別教育●時間：4日（水）8:30～17:40学科5日（木）8:30～17:30実技●申込：開催日の10日前まで●受講料：18,700円（振込み）●定員：30名（定員になり次第締め切ります。）（学科）ぎふ森林文化センター（岐阜市六条江東2-5-6）（実技）岐阜県森林組合連合会岐阜支所（関市倉知字物見山4660-16）林材業労災防止協会岐阜県支部担当仲井TEL：058-275-0192 FAX：058-272-38582月17日?～2月20日?フォークリフト運転技能講習●時間：1日目：8:30～16:30学科16:30～17:30学科試験2～4日目：8:00～17:30実技・試験●申込：開催日の10日前まで●受講料：31,860円（振込み）●定員：30名（定員になり次第締め切ります。）●受講資格：普通自動車運転免許所持者岐阜県森林組合連合会岐阜支所（関市倉知字物見山4660-16）林材業労災防止協会岐阜県支部担当仲井TEL：058-275-0192 FAX：058-272-3858コラムC O L U M N休みの日に岐阜城を目指し金華山に登りました。金華山の展望台で一息ついていると、ロープーウェーで登ってきた関東から来た観光客に話しかけられました。「ここからの景色は、眼下の長良川や街並み、西の養老山脈から乗鞍、日本アルプス、東の御嶽山、恵那山とすばらしい見晴らしですね。岐阜の人は県都に山があっていいですね」と言われました。私も、岐阜の名所をほめてもらえ嬉しくなりました。ところで、岐阜市で一番高い山は金華山ではなく、長良川の対岸にある百々ヶ峰４１７．９ｍ（金華山は３２９ｍ）です。生活環境保全林「ながら川ふれあいの森」として整備されています。健康のため登りましたが、夕食をいつもよりたくさん食べてしまいました。今年こそ肥り過ぎから肥り気味へ戻れるよう、体の管理に心して取り組みます。「森林のたより」編集委員山下篤志●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●イベント情報2月1日発行連載●山の歳時記（114）●山のおじゃまむし（283）清流と森と親しむ●第39回全国育樹祭だより（5）●恵みの森林の住人たち（20）●森林と人を活かす知恵（26）木と親しむ●岐阜県の公共木造建築（26）清流の国ぎふ森林・環境税2月号森林・林業技術予定●研究・普及コーナー市況情報その他21MORINOTAYORI