ブックタイトル森林のたより 742号 2015年07月
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森林のたより 742号 2015年07月
【経緯等】平成二十七年五月十九日から二十一日の三日間、(社)韓国木造建築技術協会(※)のキム・ジンヒ名誉会長ら十二名が日本の木材産業や木造建築技術を視察研修するために来県され、二十一日には県庁で上手副知事と面談されました。韓国では、近年木造住宅需要が増加していますが、九十九%はツーバイ工法住宅であり、日本式の軸組住宅が普及していません。同協会は、軸組住宅を増やすためには、日本式のプレカット加工技術を普及させることが必要であると考えています。県は、今年の三月に同協会キム名誉会長、キム・ビョンフン副会長から日本の視察研修について協力要請を受けました。キム副会長は、木造住宅の設計監理や岐阜県産材の輸入実績のある企業の経営者でもあり、当該研修への協力が県産材の輸出拡大に有益であると考え、今年三月に設置した岐阜県輸出推進協議会として研修に協力することとしました。【研修行程】十九日(火)○東濃桧製材工場(株)丸七ヒダ川ウッドにて県産材流通課担当から県の林業・木材産業を説明しました。その後、東濃桧の製材工程、製品を視察しました。○岐阜県産材輸出推進協議会会員との交流会○上手副知事との面談【研修協力の成果】韓国側の研修参加者を通じて韓国の住宅産業についての様々な情報を収集することができました。今後、韓国では軸組住宅が少しずつ増加すると見込まれます。キム名誉会長から「来春開催される韓国最大のキョンヒャンハウジングフェアへ岐阜県関連企業が出展するのに併せて、同協会と連携しプレカット工法のセミナーを実施してはどうか」と提案がありました。上手副知事からは「県産材の輸出拡大につながるなら取り組みたい」と回答があり、今後具体的に協議することになりました。協会と岐阜県産材輸出推進協議会会員十六名との交流会を開催しました。二〇日(水)○製材加工工場親和木材工業(株)にて韓国へ輸出しているキットハウスや木製品の製造工程などを視察しました。○プレカット加工工場後藤木材(株)のプレカット工場でCADを使った図面作成の手順などの説明を受けた後、加工工程を視察しました。○原木市場岐阜県森林組合連合会岐阜支所林産物共販所を視察しました。二十一日(木)○木造住宅建築現場後藤木材(株)でプレカットされた部材を使って建築中の現場を視察しました。((株)大和工務店建築現場)●詳しい内容を知りたい方はTEL058ー272ー8487県産材流通課まで(社)韓国木造建築技術協会が県内木造建築技術を視察親和木材工業㈱キットハウスの見学交流会での集合写真後藤木材㈱プレカット工場の視察上手副知事との面談(県庁特別会議室)建築現場の視察【県産材流通課中通実】(※)社団法人韓国木造建築技術協会国土海洋部に登録された唯一の木造建築に関する非営利法人として、国民の住環境の向上と木造建築技術の普及・発展を目的として活動する全国的な組織。MORINOTAYORI 16