ブックタイトル森林のたより 742号 2015年07月
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森林のたより 742号 2015年07月
●詳しい内容を知りたい方はTEL0575ー35ー2535森林技術開発・支援センターが行われている。●植え付け作業等・スギ300ccタイプのコンテナ苗の植栽作業において植栽効率が従来苗の1・38倍になった報告がある。・外国製も含め、様々な植栽器具が考案されている。・それぞれの器具は現場の傾斜、土質等により向き不向きがあり、例えば、足踏み式植栽器具は、使用する姿勢が限定されるため急斜面では唐鍬の方が有利。●苗木運搬等・コンテナ苗は、一般的な苗木袋に50本程度入れることができる。(従来苗は150本程入る。)・人力での苗木運搬を容易にするため背負式運搬袋も考案されている。・植栽作業の際は、20本程度に小分けし持ち運ぶ。●シカ食害対策・植栽事業地では食害対策が欠かせず、ネット防護柵を設置している。・防護柵の支柱には杭長2m?程度の小径木丸太を利用しており、資材運搬や打ち込みに苦労している。・忌避剤も使っているが、被害を防ぎ切れていない。●伐採・造林一貫作業システム・伐採・搬出作業に連続し、植栽、獣害対策を行うことができれば、地ごしらえや草刈作業が軽減され、苗木や防護柵等の資材運搬に林業機械を活用することもでき、省力化・低コスト化を図ることができる。一方で、適期に連続的な作業を行うためのプランニングが重要となる。研修を終えて研修に参加した職員からは、「地域でコンテナ苗の生産が始まるタイミングで研修を受講でき参考になった。」「各植栽器具の使い勝手の違いが良く分かった。」「外国製植栽器具は重い物が多く、柄を木材にするなど軽量化を望む。」「150cc苗は運搬が楽、活着に差がなければ小さい方が良い。」「地域でシカの食害が増大しており、防除対策が最優先課題、さらに技術を学びたい。」等の意見が出されました。おわりに今回の研修は、岐阜森林管理署における民国連携の取組みに位置付けていただき、全面的なバックアップのもと有意義に終えることができました。研修の中では、県森林研究所の技術協力や、今後、県内で本格化するコンテナ苗生産への期待が大きいこと、民国連携による「生産性向上実現プログラム」の取り組みも紹介され、改めて連携協力の必要性を認識する機会となりました。今後の普及活動においても、国有林サイドとの連携・情報交換を積極的に進めつつ、本県の森林資源の循環利用を推進していきたいと思います。現地で解説する柴山森林技術指導官、三村森林技術普及専門官様々な植栽器具によるコンテナ苗植栽実習小径木丸太を利用したネット防護柵プランティングチューブでの植栽作業筒状の器具で、筒先を斜面に踏み込み、苗を落し込む宮崎県式苗木袋植栽器具各種左ディブル、中スペード、右プランティングチューブMORINOTAYORIMORINOTAYORI19