ブックタイトル森林のたより 762号 2017年03月

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概要

森林のたより 762号 2017年03月

『10 0年先の森林づくりシンポジウム』を開催~人と森との新たな関係づくりについて考えました~1月28日(土)、ぎふ清流文化プラザ(岐阜市)において「100年先の森林づくりシンポジウム」を開催しました。当日は、子育て中の女性から林業を生業とする方まで、多くの皆さんにご参加いただき、様々な観点から森林に対する考えを深めることが出来ました。ここで、その内容を簡単に紹介します。人と水から森林を考える「あまたつと考えよう、水・森の未来」気象予報士天達武史さん●地球温暖化について●温暖化の緩和策と森林の役割参加者からは、「CO2削減に貢献する森林づくりの大切さを改めて感じることができた」、「わかりやすく森と水の関わりを理解できた」などの感想がありました。人と教育から森林を考える「自然の中の子育ての魅力~森のようちえんの現場より~」自然育児森のわらべ多治見園園長浅井智子さんどさんこミュゼ㈱代表取締役社長宮本英樹さん●森や自然とのつながりの中で育つことの良さ●子どもが育つ要素=個性・環境・課題参加者からは、「これからの子育てを考えるヒントになった」、「森林について多面的にとらえることができ、様々な可能性を感じることができた」などの感想がありました。人と自然の共存から森林を考える「神宮宮域林、200年の森づくり」伊勢神宮神宮司庁営林部長笹岡哲也さん●古から続く伊勢神宮の森には多種多様な動植物が生息●伐採せずに残す森、用材として育てる森を分けて管理●200年先まで考えて遷宮のための木材を育てていく参加者からは、「200年の森をいかに管理していくか興味深い話が聞けた」、「宮域林は木材生産だけでなく多様な植生を育んでいるということがわかった」などの感想がありました。人と森林との新たな関係を考える「100年先に向け、人と森をつなぐ」パネリスト笹岡哲也さん、浅井智子さん、天達武史さんコーディネーター富山大学芸術文化学部准教授奥敬一さんこれまでの内容を踏まえ、笹岡さんを『つくり手』、天達さんを『つなぎ手』、浅井さんを『つかい手』と位置付け、意見交換をしました。参加者からは、「森林に興味がもてるようになった」、「考えるだけでなく行動していきたい」などの感想があり、皆さんが森林の役割や大切さを理解し、今後、森といろいろな形でつながっていく可能性を感じました。【林政課大島弘義】●詳しい内容を知りたい方はTEL058-272-1111内線(3025)林政課までMORINOTAYORI 4