ブックタイトル森林のたより 763号 2017年04月

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概要

森林のたより 763号 2017年04月

りにくいことが危惧されます。このた県産材製品の高品質化に向けて減圧乾に、減圧しない場合と比べて熱が伝わノキにも適用できると考えています。法では、減圧して空気が薄くなった時の心持ち平角材や同じ針葉樹であるヒせて木材に熱を伝えています。この方対象としましたが、今回の結果はスギ機と同じように釜の中で熱風を循環さこの試験ではスギの心去り平角材をす。当所の装置は一般的な蒸気式乾燥いという結論になりました。与えないと乾燥が進みにくくなりまれずに常時減圧で乾燥させたほうがよ自体の温度が下がるため、外から熱を減圧乾燥を行う場合は、復圧工程は入分が蒸発する時に気化熱が奪われ木材これらを勘案すると、熱風循環式のが下がるからです。しかし、木材から水結果となりました。減圧すると乾燥が早くなるのは沸点3)、減圧乾燥のメリットを活かせない乾燥後の材色が全体的に暗くなり(図減圧下乾で燥木速材度のを保つにはた(図2、図1)。しかしこの条件では、高く保たれ、乾燥日数も短縮されましB」)燥技術の開発を行っています。度をには10?、平20℃角上の乗断せ面し中た心場部合の(温「度復が圧つ乾燥速度を速くできる減圧式木材乾度の向上効果はなく、復圧時に設定温を使27年っ1て月、に材導料入へしのた損減傷圧が式少木な材く乾、燥か機する(図1の「復圧A」)だけでは乾燥速ました。この結果、一定間隔で単に復圧下が危惧されます。そこで当所に平成での乾燥速度等を比較する試験を行い部で割れが発生したり、強度自体の低スギの平角を用いて異なる減圧条件すが、極端な操作を行うと、木材の内仕上げるには温度を上げればよいので最適な減圧条件は?は時間が掛かります。乾燥を短時間で初期含水率が比較的高いため、乾燥に判っていません。面が大きいことや、特にスギの場合はかし、乾燥速度に与える影響はよくう事例が増えてきました。しかし、断上昇を促す機能も備わっています。し平角材を、木造住宅の構造材として使(気圧を外気圧に戻す)して木材の温度スギやヒノキの大径材から製材しため、乾燥機には一定の時間間隔で復圧森林研究所●土肥基生減圧して木材を速く乾かす図2減圧条件別の材温の推移測定箇所は平角断面の中心部図1減圧条件別の乾燥曲線常時減圧は0.3気圧一定復圧Aは、6時間中に2時間復圧復圧Bは、6時間中に2時間復圧し、復圧時温度を10~20℃上乗せ試験材はスギ心去り平角(130×210mm)乾燥温度80℃~90℃きます。燥スケジュールの開発を更に進めてい●T詳EしLい内0容5を7知り5ーた3い方は3ー25森8林5研究所まで写真試験材の木取り図3減圧条件別の心材色の頻度分布復圧Bでは、明度の値が低い方に分布しており、心材部の色が暗くなったことを示している。MORINOTAYORI 20