ブックタイトル森林のたより 764号 2017年05月

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概要

森林のたより 764号 2017年05月

Q.県への要望は何かありますか?A.許可申請をもっと簡素化してほしいです。森林作業路一本作設するにも、普通林伐採届、保安林伐採届、保安林内作業許可申請、自然公園法の届出、砂防指定地内行為許可申請等が必要で、提出書類が多過ぎます。Q.趣味のサイクリングについて語ってください。A.伊吹山ドライブウェイヒルクライムレースには毎年出場しています。4月には瀬戸市?静岡市の300kmロングライドイベントに参加しました。昨年の森林・林業・環境機械展示実演会では、福知山(京都府)?関ケ原町158kmを走破しました。Q.最後に将来の抱負・目標を教えてください。A.目標は、山の事なら何でも答えられる先輩方のようになりたいです。〈聞き取りを終えて〉地域の森林の救世主として期待しています!地域の人今回は、平成22年度から本格的に木材生産に取り組み、毎年右肩上がりに素材生産量を伸ばしている西南濃森林組合で、一番新しく入った職員(平成28年度末現在)である市原津多勇さん(平成23年度採用、48歳)にお話を伺いました。市原さんは森林組合に入る前、有名中古車雑誌の編集者として10年間勤められた異色の経歴の持ち主で、林業マンとは少し違う奇抜な発想と、その類まれな行動力に期待されています。Q.森林組合にはどのようなきっかけ・動機で入られたのですか?A.田舎暮らしにあこがれて、岐南町から妻の実家である関ケ原町に家を建てて移り住んだ際、緊急雇用創出事業で西南濃森林組合のアルバイトをした後、揖斐郡森林組合に就職し、その後西南濃森林組合の正職員として採用されたのがきっかけです。Q.現在は森林組合でどのような仕事を担当されていますか?A.主に間伐等の見積もり、集約化、測量、補助金申請、物品の販売で、垂井町を中心に担当しています。Q.森林組合に入って6年間山の仕事に付かれた正直な感想は?A.山の仕事は地元との繋がりが極めて重要で難しい。とにかく、集約化して契約をもらっても、いざ間伐を実施する段階でキャンセルする方もみえるので、本当に大変だというのが正直な感想です。Q.今の仕事にやりがいは感じられますか?A.やりがいを感じる時は、測量が完了した時、仕事の段取りが整った時、そして何より自分が関わった山が綺麗になり、気持ち良さが味わえる時です。Q.では、今の仕事で何が一番きついですか?A.森林経営計画樹立の際の協定書や間伐等の契約書を集めるところです。Q.今後、西濃の山をどのようにしていきたいですか?実際に現場で働いている立場としての意見や提案をお願いします。A.間伐をどんどん進め、西濃の山の手遅れ林分を全て無くし、森林を蘇らせたいです。Q.木材の生産性を上げるための次の一手は何が必要だと思われますか?A.土場の確保(位置)が一番重要です。トラックがどこまで入れるかで、作業効率、木材生産性が全く違います。●詳しい内容を知りたい方はTEL0584ー73ー1111内線(395)西濃農林事務所まで【西濃農林事務所普及員田口均】西南濃森林組合市原津多勇さん西濃の森林を蘇らせる電動変速するカーボンバイク(うん十万円也)市原さん原木の仕分け作業MORINOTAYORI 12