ブックタイトル森林のたより 764号 2017年05月

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概要

森林のたより 764号 2017年05月

今回は、この冊子で取り上げたポ道の上部の地山傾斜(度)の手引き」を作成しました。70605040302010い道づくりのための森林作業道作設ポイントを整理した冊子「壊れにく切土盛土を調査し、崩壊の要因と注意すべきでに発生した森林作業道の崩壊箇所このため、森林研究所では、これまが不可欠です。をよく知り、適切な対応を行うことくい道を作るためには、地形の特性00 10 20 30 40 50 60 70このような条件下で土構造の壊れに道の下部の地山傾斜(度)図1道の崩壊箇所における道の上部および下部の地山傾斜密度は全国的にみて高い地域です。上の急傾斜地が多く、また、活断層のしかし、岐阜県内の森林は30度以崩壊が発生よることを基本としています。山傾斜がし30度て以い上まのし急た(傾図斜1地)で。多くの設指針では、路体は堅固な土構造に因でした。特に、崩壊危険地の中でも地これを踏まえ、岐阜県森林作業道作どの崩壊危険地に作設されたことが原簡易なものであることが必要です。ころ、その多くは地すべり地や断層なつ、繰り返しの使用に耐える丈夫で道等を含む)の崩壊事例を調査したと形に沿うことで作設費用を抑えつ森林作業道(土構造主体の林業専用め継続的に用いられる道であり、地る森林整備、木材の集積・搬出のた森林作業道の主な崩壊原因森林作業道は、間伐をはじめとすイントを紹介します。はじめに森林研究所●和多田友宏作設の手引き」を作成しました「壊れにくい道づくりのための森林作業道表土盛土が締固め後に沈下する恐れがある場合は、切土部路体も掘削し、盛土部路体と合わせて締心土を移動固めを行い、不同沈下(不均等(表土を入れない)に沈下すること)を防ぐ30cmの層ごとに締固め段切り図2適切な盛土の施工例安定した箇所を盛土のり尻のすり付き先にするなります。の状況を詳しく確認することが重要と斜区分図など各種地図を参考に、現地第759号で紹介したCS立体図や傾必要です。このためには森林のたより所を把握し、できるだけ避けることが崩壊危険地などの路線計画の際に崩30度壊以リ上スのク急が傾高斜い地箇や崩壊リスクを低減させるためには、○崩壊危険地を考慮した路線計画壊れにくい道づくりのポイントる事例も多く見られました。が不十分なために、崩壊が発生していまた、盛土のり尻の処理や排水処理●T詳EしLい内0容5を7知り5ーた3い方は3ー25森8林5研究所まで手してご活用ください。は負担が必要)していますので、ぜひ入潔に示してあります。無償で配布(送料い道づくりのために、必要な情報を簡このたび作成した冊子は、壊れにくおわりにが大切です。うこと継続的な点検・補修などを確実に行3排水施設の機能を維持するために、け、安定した適地へ排水し、2水に弱い場所(崩壊危険地)を避1分散排水を心がけ、には、排水による崩壊を誘発させないため○適切な排水処理た地山や構造物とする必要があります。や丸太などの集積物ではなく、安定しお、盛土のり尻のすり付き先は、枝葉とに行うことが重要ですと行い、土の締固めは(30図cm程2度)の。層なごなどにより盛土の基礎処理をしっかり盛土の崩壊を防ぐためには、段切り○適切な盛土の施工MORINOTAYORI 20