ブックタイトル森林のたより 765号 2017年06月

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概要

森林のたより 765号 2017年06月

林地開発許可制度についてきれいな水や空気を育み、自然災害を防ぎ、生活環境を守るなどの働きで、私たちの暮らしを支えてくれる森林。その大切な森林の働きが、無秩序な開発で損なわれないよう設けられているのが森林法の「林地開発許可制度」です。開発事業を計画されている方へ●対象となる森林や規模は?保安林以外の民有林(地域森林計画対象民有林)において1ヘクタールを超える開発を行う場合は、事前に申請し、知事(農林事務所長)の許可を受けることが必要です。●許可の基準は?次の4つの森林の働きが、開発によって損なわれるおそれがないか審査します。災害を防ぐ働き水害を防ぐ働き水を育む働き環境を守る働き周辺に土砂の流出や崩壊、その他の災害を発生させるおそれがないこと。計画地の流域内に水害を発生させるおそれがないこと。地域の水量・水質などに影響を与え、水の確保に支障をきたすおそれがないこと。周辺の環境や景観を悪化させるおそれがないこと。●罰則強化について無許可で開発を行ったり、許可条件に対する違反行為があった場合は、森林法に基づき、「中止」や「復旧」を命ぜられることがあり、悪質な場合には罰則が科せられます。なお、平成29年4月より罰則が強化されました。罰金150万円以下土地の所有者の方へ懲役3年以下又は罰金300万円以下私法上、土地所有者には、土地の所有責任があり、所有地で災害が発生し、他人の生命や財産などに被害が生じると損害賠償請求の対象となる場合があります。所有する土地を貸出などで開発用地として提供される際には、これらのリスクを認識して頂き、開発事業を行う方に対して次のことを確認し、ご納得頂いたうえで提供してください。●開発中の防災対策の内容●開発が終わった後に土地を管理する上で留意する点●開発が中断・廃止されることになった場合の取り扱いなど【治山課長谷部達也】●詳しい内容を知りたい方はTEL058 ー272ー8528治山課か県農林事務所までお問い合わせください。森林・林業関係イベントカレンダー(7月)開催日行事名等内容等7月11日?7月12日?~7月13日?刈払機取扱作業者安全衛生教育伐木・チェーンソー作業従事者特別教育●講習時間:9:30~15:30学科15:30~16:30実技●申込:開催日の10日前まで●受講料:11,340円(本代含む)(振込み)●定員:30名(定員になり次第締め切ります。)●講習時間:12日8:30~17:40学科13日8:30~17:30実技●申込:開催日の10日前まで●受講料:18,900円(本代含む)(振込み)●定員:30名(定員になり次第締め切ります。)開催場所問い合わせ先岐阜県森連東濃支所(恵那市長島町永田字城ヶ洞307-69)岐阜県森連東濃支所(恵那市長島町永田字城ヶ洞307-69)林業者向け林材業労災防止協会岐阜県支部TEL:058-275-0192/FAX:058-201-1195林材業労災防止協会岐阜県支部TEL:058-275-0192/FAX:058-201-11957月13日?平成29年度狩猟免許試験狩猟免許のための試験を実施します。●時間:9:30~17:00●申込:6月15日(木)~6月2 9日(木)※事前に申請書類等の提出が必要です。詳しくは、右記問い合わせ先までお問い合わせください。可茂総合庁舎大会議室(美濃加茂市古井町下古井2610-1)各地域を所管する県事務所または岐阜県環境企画課TEL:058-272-1111(内線2701)7月25日?~7月28日?フォークリフト運転技能講習受講資格:自動車普通運転免許所持者●講習時間:1日目:8:30~16:30学科16:30~17:30学科試験2~4日目:8:00~17:30実技・試験●申込:開催日の20日前まで●受講料:31,860円(本代含む)(振込み)●定員:30名(定員になり次第締め切ります。)学科:伊自良中央公民館(山県市大門912-1)実技:ぎふ農協伊自良共選場(山県市洞田127-5)林材業労災防止協会岐阜県支部TEL:058-275-0192/FAX:058-201-1195コラム●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●COLUMN4月から岐阜県山林協会に勤めている瀬上です。3月までは県職員として、森林・林業関係の行政を37年間担当していました。その中で、印象深い仕事は、治山事業です。平成元年に揖斐地域で発生した豪雨災害で、設計・施工監督した流路工に、下流の県道の橋の手前で、土砂を貯める10m程度の大きさの調整池を造っていたところ、その調整池で豪雨で流れ出した土砂が止まり、県道に被害は出ず、地元の方から大変感謝されました。自分の仕事の成果を実感するまたとない体験でした。山林協会でも、成果が実感できるよう仕事をしていきたいと考えています。「森林のたより」は、一般の人から林業・木材産業の専門家、行政など巾広い分野の方に、森林・林業に関わる様々な事柄を分かりやすく伝える情報誌として定着してきており、今後とも、読者と編集者がそれぞれ納得できる情報誌であり続けるよう努力して行きたいと考えています。「森林のたより」編集長(公社)岐阜県山林協会瀬上繁隆●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●イベント情報7月1日発行連載●山の歳時記(143)●山のおじゃまむし(312)清流と森と親しむ●森林と人を活かす知恵(5 5)木と親しむ●岐阜県の公共木造建築(55)地域の人清流の国ぎふ森林・環境税わがまちの森林・環境行政(7)森林・林業技術●研究・普及コーナー市況情報その他7月号予定21MORINOTAYORI