ブックタイトル森林のたより 768号 2017年09月

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概要

森林のたより 768号 2017年09月

シリーズ『森林・環境税』で“緑豊かな清流の国ぎふづくり”平成24年度より県民みんなで豊かな自然環境を守る仕組みとして導入した「清流の国ぎふ森林・環境税」は、平成33年度末まで5年間延長されました。税活用事業の内容も見直しをしましたので、新しい内容の事業を含め連載で紹介します。5野生鳥獣保護管理推進事業第2期は、ニホンジカに加え、イノシシやカワウ等を対象として農林業、生態系及び日常生活への被害低減に取り組みます。1.ニホンジカ・イノシシの捕獲を推進ニホンジカやイノシシによる農林業、生態系及び日常生活への被害が問題となっています。これらを軽減するため、5年間でニホンジカ37,500頭、イノシシ1,000頭の捕獲ができる体制づくりを目指しています。〈取組内容〉●市町村が行うニホンジカの個体数調整捕獲に係る経費への助成●地域ぐるみで捕獲する体制づくりへの支援●鳥獣捕獲等事業者認定を受ける事業者への助成●わな捕獲の技術向上を目的とした研修会を開催●県が自ら捕獲を実施(指定管理鳥獣捕獲等事業)地域ぐるみで捕獲する体制づくりへの取り組み状況(H28・郡上市鳥獣被害防止対策協議会提供)2.カワウ等の被害対策を支援カワウは全国的に生息数が増加し、本県においてもその食害により内水面漁業が深刻な影響を受けています。漁業被害の軽減並びに野生鳥獣と人との共存を図るため、漁業協同組合等が行う捕獲、追い払いなどカワウ等被害対策に係る経費を補助し、5年間で2,990羽(カワアイサを含む)の捕獲を目指しています。平成29年度は、19漁業協同組合で被害対策が行われています(平成29年7月現在)。川に群がるカワウ(H29・長良川漁業協同組合提供)3.有害鳥獣捕獲等に従事する市町村職員の育成を支援市町村職員が有害鳥獣捕獲等に従事するための狩猟免許(第一種銃猟)、銃所持許可、猟銃等の取得のために必要な経費を補助しています。これまでに育成された市町村職員は、有害捕獲隊員の一員として活動に従事し、地域の捕獲体制整備の一翼を担っています。表過去の取組実績と今年度の予定H24H25 H26 H27 H28 H29(予定)育成人数1(1市)6(6市村)4(2市)7(6市町)1(1市)6本事業で育成された職員による捕獲作業(H 2 8・下呂市提供)【農村振興課中田恵美】●詳しい内容を知りたい方はTEL058-272-1111内線(3176)県農村振興課まで7MORINOTAYORI