ブックタイトル森林のたより 768号 2017年09月

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概要

森林のたより 768号 2017年09月

●詳しい内容を知りたい方はTEL0585ー34ー1111(代)大野町役場農林課まで9わがまちの森林・環境行政大野町の木育づくり施策を紹介します。大野町の木育づくり森林の概要大野町は、岐阜県の南西部、濃尾平野のほぼ西北端に位置し、北は越美山地を背に、東に一級河川の根尾川と西に揖斐川が流れ、緑豊かで自然に恵まれた平坦地域です。町の総面積は3,420ha、その中で森林面積は551haで全体の約16%となっています。その内、人工林面積は、85haであり人工林率は、約15%となっています。森林整備本町では、北部の森林や自然を守っていくため、里山林の保全・森林の癒しの空間・健康増進・体験学習など森林と人との共生を目指して、平成17年度から平成23年度までの補助事業で、約211haの整備を行いました。主な整備として、12コースの散策道と広場の整備を行いました。散策道のコースは、最短で0・2km、最長で1・5kmの全長約10kmです。所要時間は、約10分から40分となっています。その散策道は、森林浴を楽しむ癒しの空間、健康増進のための空間、初心者から高齢者にも散策しやすく自然の中でのウォーキングを楽しめ、山頂からの眺望もよく、天候が良ければ遠くの名古屋市のツインタワーが見えるなど楽しめるコースとなっています。木育フェア本町では、平成27年度に開催された「第39回全国育樹祭」を契機に森林や木の恵みに感謝すると共に、子どもをはじめ全ての町民が「木とふれあい・木に学び・木と生きる」をテーマに「おおの木育フェア2015」を開催し、更に同年、木育ひろばの拡大や職員の研修などの「木育推進宣言」を行いました。昨年度のフェアでは、誕生祝い品事業などの「ウッドスタート宣言」を行い、幼児期から人と木や森との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育むと共に、ふるさとを愛し、大切にする「心」を育むことを目的としています。この木育フェアを継続開催していくことで、「木育推進のまち」としての機運を高め、幼児期の五感体験がその子の人格形成に大きく影響しているといわれていることから、将来においても木や森のつながりを持ち続ける事を期待して、平成29年11月3日に「おおの木育フェア2017」を開催しますので、是非お越し下さい。最近の木育の取り組み?誕生祝い品「パーシモンブロック」贈呈県内では、美濃市に次いで2番目となるウッドスタート宣言をし、町特産品である柿をイメージした積み木を一歳の誕生祝い品として贈呈しています。?県産材おもちゃの導入ぎふの木育教材導入支援事業により「森の恵み」「まあるいつみき」等を購入し、子ども達は集中しておだやかに工夫して遊んでいます。?「ぎふ木育ひろば」の設置町内の3施設の子育て支援センターに、身近に木のぬくもりを体験することが出来る「ぎふ木育ひろば」を設置しました。今後の木育の取り組み本町の南部では、平成31年度に予定されている東海環状自動車道(仮称)大野・神戸ICの開通を見据え、道の駅「パレットピアおおの」の整備を進めています。「パレットピアおおの」は、平成27年1月に「重点道の駅」(全国で35箇所)に岐阜県内で唯一選ばれ、町の玄関口のみならず揖斐地域の玄関口として、地域活性化の拠点となることを期待されています。「パレットピアおおの」には、「子育て支援施設」を併設して、親子が気軽に集い、交流し、共に学び、成長を実感できる場である「地域の子育て支援拠点」としての役割も担う予定です。施設は、県産材を活用し(木造平屋建)、施設内は、県産材の木のおもちゃも揃える予定です。また、施設の外には、広場も設け、子ども達が気軽に木と触れ合い、木に親しみながら育つことで、「木育」を自然に体感・体験できる場所となる予定です。▲散策道コース案内図▲道の駅「パレットピアおおの」平成30年夏開駅予定▲おおの木育フェア2016の様子1▲おおの木育フェア2016の様子2MORINOTAYORI9 MORINOTAYORI