ブックタイトル森林のたより 768号 2017年10月

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概要

森林のたより 768号 2017年10月

郡上地域におけるD材の搬出利用促進について~地拵えの省力化を目指して~普及コーナー■郡上農林事務所林業普及指導員森川宣禎平成28年度には、木質バイオマス資材の搬出利用は困難と60考えていました。マスプラントまでkm以上と遠く、D郡上地域では、最も近い木質バイオが手間になっている状況でした。ては、植栽除地になり、現場の片付けれ林内に集積処理したり、場合によっるD材は、主に皆伐現場の林地に残さ1m以下の端材や枝条といったいわゆチップとして利用されてきましたが、あるC材はこれまでも製紙パルプ用林産現場では長さ1m以上の幹部で皆伐現場のD材の状況います。再造林も重要な課題として取り組んで代の資源を造成していくため、主伐・級以上であり、域の人工林の森58%林がを伐若期返をら迎せえ、た次世10齢一方では、他の地域と同様、郡上地取り組みを継続していきます。木材10万生産mに3量まので拡拡大大がし求まめしらたれがて、今お後り、も毎年1万m3程増加し、平成28年度にはその結果、郡上地域の木材生産量は、取り組んできました。材生産体制の強化を急務の課題として安定的に供給する必要性が高まり、木稼働したことにより、管内から木材を木材事業協同組合)が平成27年9月から郡上地域では、大型製材工場(長良川○林産事業概要(郡上市有林)●H28皆伐(森林組合・林業事業体)H29植栽(森林組合)●面積約1.55ha3●幹材積スギ等983m●事業者:郡上森林組合(プロポーザルによる受託)●実施時期:11月11日~12月12日(積雪前)●作業システム伐倒チェーンソー木寄せスイングヤーダ0.45▲図1造材ハーベスタ0.453 3●搬出材積A~C材852m D材225m小運搬600mフォワーダ6t力化について実証しました。林実証プロジェクトの中で地拵えの省ある郡上市有林において、主伐・再造しでも圧縮するため、郡上市大和町に経費の43%を占める地拵えコストを少出利用を進めるとともに、新植に係る林産現場の課題である林地残材の搬○D材の搬出利用実施状況郡上市有林での実証た。D材の搬出利用が可能になってきましなら、追加コストの発生しない形での材収集用トラックが進入できる道周辺海担当者の熱心な営業活動により、D給会社である㈱バイオマスエナジー東質バイオマス発電プラントへの燃料供源の需要の高まりと、瑞穂市にある木になりました。ムの機械地拵えとして判断できる状況ない状態になり、一貫造林作業システ枝条などの残材もなく、植栽に支障がものの、一部は整理することで、概ね道から離れたところでは枝条が残ったその結果、林内は、写真1のとおり、D材搬出利用実施方法山土場600m中間土場70kmエコヤードギフ(岐阜市雛倉地内)18km岐阜BP発電所(BE東海)4tD小運搬▲図2工程等機械数量内容集積0.45フォーク5日小運搬0.2グラップル5日道路幅が狭いため4tを使用4tDT5日8回~13回/日積込み0.45フォーク12.4t/車、搬出10t5日フックロール車2回/日10t箱車搬出て実施しました。搬出コストと買い取り価格を同額としマスエナジー東海の協力により、D材件は良くない状況でしたが、(株)バイオダンプトラックで行うなど、決して条中間土場まで600mの小運搬を4t実施方法は、図2のとおりであり、を搬出利用しました。近くにたまった枝条や端材などのD材システムで行い、林産事業終了後、道現場は、図1のとおり車両系の作業MORINOTAYORI 12