ブックタイトル森林のたより 768号 2017年10月

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概要

森林のたより 768号 2017年10月

和傘の様子。図示した部分が轆轤である目切り機かけて、出荷です。機械で全部やります。手元轆轤材料を乾燥させて、それを切って、木地引いて、半穴3.轆轤づくり頭轆轤手元轆轤さの木ででかすわけです。ちゃうんです。理想は、できるだけ轆轤にあった太頭轆轤部に開いてます。す。そのために目にみんな穴が開いてるんです。全手元轆轤(左)と頭轆轤(右)んですけど、平行になるとこは目がパラパラッと崩れ目しちゃあかん。動くように止めなくちゃあかんので轆轤の目の様子。“穴”と“半穴”が見えるうすると、年輪が目に対して直角になるとこはいそれと角材で作ったら、年輪が横に流れてる。ほくなるくらいやね。どんだけ大きくても10mmくらい、と轆轤を繋げなくちゃ外れちゃいます。でも固定穴大きさにあった材料を使うのね。だいたい3直径に対してmmか太ら、傘の骨が入って、糸で骨を繋いでくんです。竹の骨び割れが入って、パラパラッと折れるんです。だからことです。骨が入る隙間を目っていうんです。目にのね。できた後に、目の弱いやつは圧力かけるとひす。手元轆轤は下側に入ります。二個でセットってるんです。の芯あたりは年輪粗いです。年輪が粗いと目が弱い轆轤ってこの部分です。頭轆轤が上側に入りまいんです。だから錐が抜けたとこにみんな半穴があ外周あたりは、木としては年輪が緻密です。木すると隣のとこが半分切れてないと糸が抜けてけなないすっとした木を仕入れたいわけです。1.和傘轆轤はこれです。糸繋ぐときに、針を反対側に抜かなんです。ほうすっとした真直ぐな木が育つんです。真直ぐの節の半穴も開いてます。繋ぎ屋さんが骨を入れて、うことです。ってことは、その高さまで節が少なく、懸命伸びるんです。やっとそこから枝伸ばせるっていんことには光合成できんです。だからそこまで一生自然環境厳しいですから、周りにある木より伸び和わ傘が轆さろ轤くろ屋やくて粘り強いんです。加工がしやすいんです。山はから、何百年もこの木使ってる。この木は、柔らか轆轤作る木です。江戸時代、岐阜が産地になって和傘轆ろく轤ろづくり轆轤の材料は、エゴノキっていう、昔から和傘の2.材料です。平成25年取材森の名手・名人シリーズものです。岐阜工業高等専門学校2年要点を抜粋したものです。なお、年齢、住所、学年は取材当時の聞き手た高校生が「聞き書き取材」をしたものの中から誌面の関係上43浦崎幹八郎この「森の名手・名人」を「森の”聞き書き甲子園“」に参加しれています。す。岐阜県においては、現在、47名の「森の名手・名人」が認定さ岐阜県笠松町なっている達人で、毎年、全国で約100名が認定されていま名人長屋一男(63)んだ営みのうち、優れた技をもってその業を極め、他の模範と「森の名手・名人」とは、森に関わる仕事や地域生活に染み込にくいところもできるだけ避けます。節は固いってんとこを見極める。そこは勘と経験です。わかり感覚とか目で見てできるだけ節を避けます。見えこの状態「まるめ」っています。そのときに、指のます。そのあと、製品にするために輪切りにします。まず自然乾燥をだいたい1年~1年半くらいし〈木地作り〉大きさ〈直径〉目数九分24軒36軒40軒一寸42軒48軒36軒一寸一分40軒44軒用途大きさ〈直径〉目数日傘一寸一分48軒日傘一寸三分36軒日傘一寸八分48軒日傘二寸50軒蛇の目傘二寸二分50軒日傘二寸五分60軒蛇の目傘三寸二分70軒蛇の目傘目の数を「軒」という用途蛇の目傘小番蛇傘番傘差し掛け傘野点傘野点傘野点傘りは一か所一か所ノコギリで目を引き穴を開けます。きっていうのは、木地は倣旋盤で作りますが、目切さんのによって、その都度手引きで作ります。手引ここまで九分のは機24軒(軒=目の数械にかかるんです)かけらど三、寸あ二と分は、の傘70軒屋。轤の大きさが違ってきます。と角度でみんな調節します。刃物の位置によって轆それで直径や形を決めるのも、刃物の出し入れもう替えはないです。えて、自分で調整してやってます。壊れちゃったらはみ50年んな60年専前用、のそ機れ械以な上んで前すの。機械壊使れったて部ま品す取。り轆替轤MORINOTAYORI 6