ブックタイトル森林のたより 771号 2017年12月

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概要

森林のたより 771号 2017年12月

普及コーナー100年先の森林づくりは人づくりからひだ施業プランナークラブと指標林設定■飛騨農林事務所林業課林業普及指導員中谷和司像を定めたうえで、計画的に森林整備を進めて営」を行うためには、長期視点に立ち森林の将来「100年先の森林づくり」「持続可能な森林経地域課題2・調査費用はどうするのか・森林評価内容、項目は如何に・何処から行うのか・誰が行うのか《課題》状です。要性は感じつつもなかなか出来ていないのが現大であり地域差があることから、現地調査の必でしすか。し、当管内の森林面積は309千haと広よる科学的評価に基づき特性を知ることが必須が基本で、そのためには地域森林の現地調査に営」を推進する上でも、「適地適木、適した施業」国際的コンセンサスである「持続可能な森林経地域課題1を策定して行くこととしています。域ごとに望ましい森林の姿を示す森林配置計画考え方として、造林適地と不適地に分類し、地第3期岐阜県森林づくり基本計画の基本的なめていくことが重要です。踏まえたうえで、森林の将来像、目標林型を定いますので、気象、地形、植生等の地域特性をまた、森林の成長は、自然の力に委ねられて整備を実施していくことになります。状森林の将来像、目標林型を定め計画的に森林100年先の森林づくりを行うためには、現年先の森林づくり」に取り組んでいます。スタートし、新たな重点政策の柱である「100県では、第3期岐阜県森林づくり基本計画がおりです。の時間と広域な空間が必要なことはご承知のともとより樹木と森林の成長には、数十年以上成を含めた全体像は、図―1のとおりです。指標林を起点とした地域の森づくり、人材育考えたわけです。に向けてどのようにしていくのかという指標と現況を知り、過去の施業等を知り、そして未来林」として設定して行くことにしました。森林のそこで、森づくりの指標とすべく森林を「指標有利です。となるモデル的な森林の存在は、何をするにも100年先の森林づくりを進める上で、目標指標林設定・各事業体による人材育成・教育体制整備・科学的森林評価技術の習得・森づくりの基本知識の習得《課題》型は、画一的になりがちです。か否かに陥ってしまい、森林経営計画の目標林ます。その結果、森林の評価話は、間伐できる準等の決まりごとに囚われてしまったりしてい別事案ごとの指示に終始したり補助金制度の基の業務多忙の中では事業地確保が優先され、個です。人材育成に対する意識はあるものの、日々を修学していないことなど経験・知識度が様々成・教育体制があまり整っていないことや林学しかし、各施業プランナーは、各事業体の育ナーには、豊富な経験と知識が要求されます。でそすし。て、森林経営計画を作成する施業プラン営計画」は、間伐等の施工に直結する重要な計画備計画である「森林経営計画」です。特に「森林経る「市町村森林整備計画」であり、5ヵ年間の整具体的には、地域森林のマスタープランであいくことになります。気象等様々な因子が考えられます。初めから細々指標林とする対象森林については、林齢、地形、《対象森林》●技術、データ●一貫した山づくり●民国連携●国フォレスター飛騨高山森林組合高山市飛騨森林管理署連携プロジェクトチーム飛騨市飛騨農林事務所飛騨市森林組合白川村▲図―2指標林設定プロジェクトチーム意を図り進めました。(図―2)調査内容について、やらされ感に配慮しつつ合るプロジェクトチームにより、調査地の選定や管理署と連携し、市・村、森林組合の7者によ指標林の調査・設定に当たっては、飛騨森林《プロジェクトチーム》検証指標林●言葉から現物→具現化●民・国の連携→面的な森づくり●データ蓄積→未来の森づくり●森林評価→持続可能な森林スキルアップ地域の森づくり森のイメージ内容の充実拡充の要求実行・監理【市町村森林整備計画】地域森林のマスタープラン現地状況内容のの発展・拡充提供目指す将来の森林【森林経営計画】持続可能な森林経営計画支え基盤づくり(体制整備・人材育成)▲図―1指標林を起点とした地域の森林づくり構想MORINOTAYORI 12