ブックタイトル森林のたより 771号 2017年12月

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概要

森林のたより 771号 2017年12月

治山技術の向上への寄与等を目的に、中部8県と中部森林管理局等を構成員に治山研究会中部支部が設置されています。当支部では現場技術の向上を目指し、毎年構成県が持ち回りで技術検討会を実施しています。今年度は9月に福井県において開催され、岐阜県から2名が参加し、計画書の作成方法を学びました。■検討会概要検討会は次の内容で行われました。●開催日時:平成29年9月5日?平成29年9月7日●現地検討個所:福井県三方郡美浜町丹生地内●室内検討会場:福井県嶺南振興局敦賀合同庁舎●検討内容:現地調査と治山事業設計計画治山事業の実施計画書作成●参加者:24名各班6名の4班で検討●日程:1日目現地検討2日目室内検討3日目成果発表■現地検討検討会初日は、日程説明等の後、班分けされ、現地検討に出かけました。現地箇所は、美浜町北部、小半島内の水晶浜近くにある丹波山内の小渓流です。当渓流は元々幅1m程度でしたが、平成25年9月の台風時に山腹崩壊及び渓岸浸食により、下流に土砂が流出し、荒廃渓流となっています。今回の研修の目的は、この渓流に渓間工等を設置するための測量、設計及び計画書を作成する中で互いに意見を出し合い、検討力、考察力を深めることです。測量は各班1か所の横断測量と局所縦断測量を行いました。また、渓流全体の荒廃状況を記録しました。■室内検討2日目は班ごとに渓間工等の設計と計画書の作成を行いました。設計検討は各県の班員がそれぞれ考えを出し合い、また、講師からアドバイスをいただきながら進めました。■成果発表第3日目に班ごとにパワーポイントを用いて、成果の発表と質疑応答を行いました。各班、異なる設計結果になりましたが、いずれも考え方がはっきりとしており、なるほどと思わされました。同一渓流でも多くの視点で設計検討することが重要であると学びました。■最後に今回の検討内容を今後の業務に反映したいと考えています。また、ご多忙の中、研修資料・会場の準備及び研修時の指導をしていただきました福井県職員の皆様には大きく感謝いたします。●詳しい内容を知りたい方はTEL0574ー25ー3111(代)可茂農林事務所までTEL0576ー52ー3111(代)下呂農林事務所まで可茂農林事務所林業課上村康人下呂農林事務所林業課熊崎尚哉平成29年度第56回治山研究会中部支部現地検討会に参加しました測量実施状況完成した平面図・構造図発表状況MORINOTAYORI9