ブックタイトル森林のたより 772号 2018年1月

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概要

森林のたより 772号 2018年1月

●詳しい内容を知りたい方はTEL0575ー35ー2535森林文化アカデミー森林技術開発・支援センターまで四日(金)の研修会現地視察では、会場のホテルにあるチップを燃料にして電力を供給している施設の他、ホテルに木質チップを供給している施設等を視察しました。施設は、地元森林組合の運営で、CD材を皮むき後、1年ほど乾燥させ、粉砕し、木粉を販売していること、産廃の中間処理施設として、枝葉などと処理費用を受け取って、木粉や薪などを作って販売しているとのことでした。グループ員は、最新の木質バイオマスシステムを理解していました。今後も、最新の情報等を提供することで、積極的なグループ活動がなされ、「健全で豊かな森林づくり」「後継者づくり」につながることを期待しています。NPO法人ぎふ村高齢者健康増進センターは、地元産木材(東濃ひのき)を柱や梁、内装材などに多用し、施設全体に使われているヒノキの香りやぬくもりが心を和ませてくれる施設です。ぎふ村の鈴村さんからは、特別に高齢者健康増進センター施設内のプールを開放していただき、末口径三十四cm径の現しの丸太梁などの説明を受けました。グループ員からの利用者の感触はどうかとの質問には、「木のぬくもりを感じ、リフレッシュ効果も感じられ、好評である。」とのことでした。この研修を通して今後の地域林業の課題解決につなげていただければと思います。本巣林研クラブ最優秀賞獲得!平成二十九年度の中部・北陸ブロック林業グループコンクールは、八県が参加し、平成二十九年八月三日(木)~四日(金)に福井県あわら市で開催されました。これは、中部・北陸地域内の林業グループ活動内容を発表し、意見交換を行うものです。また、技術交換研修会によりグ次に、大型バス二台で、東濃林産物共販所とNPO法人ぎふ村高齢者健康増進センターを現地視察しました。東濃林産物共販所では、樋口所長から東濃ひのきを中心とする木材市場の原木取り扱い状況や、構造材や合板利用のための径級、採材方法等について説明を受け、自らの森林を思い起こし、伐採適期、伐採方法等を質問するグループ員もいました。ループ員の視野を広め、地域林業のリーダーとしての資質の向上を図ることも目的としています。三日(木)は、各県の代表グループから、日頃の活動について、発表がありました。発表のトップバッターとして岐阜県代表の本巣林研クラブの浅野宣さんが、「地域に根差し、地域と共に学び、協力する林研活動」と題し発表しました。各県代表の発表後、審査結果では、「岐阜県代表は、多彩な活動をされていて、おりべ杉の指定や小学生への総合学習支援、高校生への間伐体験支援、若手の加入もあってすばらしかった」との講評を受け、見事、最優秀賞を受賞しました。本巣林研クラブは、平成三十年二月に東京都で開催される全国林業グループコンクールに中部・北陸ブロック代表として発表されます。次は、全国最優秀を目指されるとのことです。▲中津樹苗(山田太一氏)▲東濃林産物共販所▲活動発表(本巣林研)▲木質ボイラぎふ村高齢者健康増進センター丸太梁MORINOTAYORI19