ブックタイトル森林のたより 773号 2018年2月

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概要

森林のたより 773号 2018年2月

ぎふ木育指導員養成講座?わたしの木育宣言?岐阜県では今、「ぎふ木育」の総合拠点として、「(仮称)木のふれあい館」の整備を進めています。いつでも、だれでも、”木のおもちゃ“に触れ、遊ぶことができる空間。そこから、森林とのつながりを感じ、意識を森林へと向けていただくキッカケとなる施設を目指しています。そんな森と街、人をつなげていく伝道師が「ぎふ木育指導員」です。ぎふ木育に関する座学や実技を通じ、ぎふ木育に関する専門的な知識を習得した者が認定されます。今年度は、高校生から50代までの幅広い年齢層の方、そして学生、保育士、児童館職員、木工家、大学教授など、多種多様な職種の方13名が養成講座を受講し、認定を受けました。ここで、全8回の講座を振り返ってみます。第1回、第2回では、森林文化アカデミーの松井教授、東京おもちゃ美術館の星野副館長、森のなりわい研究所の伊藤代表、グッド・ライフサポートセンターの中島事務局長といった多彩な講師陣のぎふ木育論を聴くことで、ぎふ木育のキーワードは「多様性」であることを学びました。第3回では、木の小物を作りながら、会話をする「木育カフェ」の手法を学ぶとともに受講生相互のコミュニケーションを図りました。第4回では、岐阜県美術館周辺にある自然に触れ、1本の樹と向き合うことで、街と森とのつながりに気づき、それを伝えていく手法を学びました。第5回では、㈱郡上割り箸の小森氏による杉の伐倒の実演等、林業の現場見学やおもちゃ工場の見学を通じて、自然と人との関わりや人と人とのつながりを学びました。第6回では、木のおもちゃ作家さん等を講師にお招きし、おもちゃ作りへの思いや郷土のものづくりについて学び、日々の暮らしの中にものづくりや森林があったことを再確認する機会となりました。第7回では、教材である”木のおもちゃ“を遊び込む中、子どもから年配の方まで幅広い世代に対し、木育を伝えるツールとしての”木のおもちゃ“の可能性を探ることができました。そして最後の第8回では、これまでの学びを通じて、受講生一人ひとりに「わたしの木育宣言」を考えてもらい発表してもらいました。受講生の宣言を少し紹介すると、「森のようちえんで「木育」を発展させます。」、「自ら暮らしと森や木とのつながりをもっと深めます。」、「ものの作られ方がわかる大人になります。」など、自分なりの木育論をみつけ、具体的な行動に向けた宣言が多くありました。今後、「ぎふ木育指導員」としてのご活躍に期待します。(恵みの森づくり推進課河合)認定者13名沖廣真理子小澤歩美杉山喜美恵益満雪絵相原健児天野拓小野あつみ加藤志保池田明美青山朋子五十嵐円夏岡本恵太松波亜美MORINOTAYORI3 MORINOTAYORI