ブックタイトル森林のたより 776号 2018年5月

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概要

森林のたより 776号 2018年5月

●詳しい内容を知りたい方はTEL0574ー62ー1111(代)可児市役所産業振興課又は環境課まで17わがまちの森林・環境行政可児市の森林環境活動を紹介します。可児市の森林環境活動可児市里山の日[環境課]身近な里山の自然環境に触れ、里山の素晴らしさや環境を意識したまちづくりを市民の手で展開することを目的に、毎年11月23日(祝)を「可児市里山の日」と位置づけ、イベントを開催しています。6回目の開催となる平成29年度は、可児川下流域自然公園を会場として、公園内の散策や木工教室の開催、里山活動団体による整備状況の報告、また会場周辺の自然環境(カタクリ)や歴史(氷場・湊)についての勉強会を実施しました。特に木工教室での「木のペンダント作り」や「年輪当てクイズ」などは、参加したこどもたちに好評でした。最後に、広見小学校3年生の児童が、画の市民実践行動「スタートアップ事業」の一つのワーキンググループとして、平成12年度から活動を開始し、平成25年7月に選定された「環境保全モデル林」第2号の「可児市我田の森」を主な活動フィールドとして、会員約50名が里山の整備や里山を利用したイベントなどを行っています。里山クラブ可児が主催する体験講座では、我田の森の竹や木で遊び道具を作り、昔の子供の遊びを体験したり、森の中の棚田でお米を作ったり、ビオトープの生物多様性を調べたりしています。また、毎月2回の定例活動日には雑木林の伐採、遊歩道の修繕や草刈など、里山を保全する整備活動を行っています。森林の概要可児市は岐阜県の南東部に位置し、市域面積は8,757ha、そのうち森林面積が3,371ha(全面積の約4割弱)です。森林の内訳は、「人工林・天然林別」では人工林が1,307ha(森林面積の39%)、天然林が1,710ha(同51%)、「針葉樹・広葉樹別」では針葉樹が1,789ha(同53%)、広葉樹が1,227ha(同37%)となっています。※残りは、竹林・無立木地。本市は林業・木材産業が盛んな土地柄ではなく、国の交付金や岐阜県森林・環境税を活用しながら少しずつ間伐や危険木除去といった森林管理・整備を行っています。また、市内の環境保全団体と協働で、里山や自然環境に触れる機会づくりを積極的に実施しています。森林・環境税活用による森林整備[産業振興課]平成29年度の森林管理・整備については、環境保全林整備事業として間伐や不用木の除去を、里山林整備事業として県道沿いの危険木伐採・除去を、提案事業としてバッファゾーン整備により発生した伐採竹の再利用(市民グラウンド防草用にチップ化し、利用者協働で散布)事業を行いました。身近な里山の自然を守り育て、次世代・将来世代へ伝えていこうと「里山宣言」を行い、参加者全員が改めて里山や自然環境の保全の重要性を実感するイベントになりました。里山での保全団体の活動[環境課]里山の魅力を小学生やその親を中心に広く市民に伝え、将来にわたっての自然環境の保全や生態系の保護について考える活動を、里山保全団体の「里山クラブ可児」が実施しています。里山クラブ可児は、可児市環境基本計▲「可児市我田の森」の活動フィールドの様子▲棚田で米づくり▲里山の下草刈り▲木工教室の様子▲自然環境についての勉強会▲利用者(岐阜可茂ボーイズの選手・父兄の皆さん)との協働による竹チップ散布MORINOTAYORI11