ブックタイトル森林のたより 777号 2018年6月

ページ
19/22

このページは 森林のたより 777号 2018年6月 の電子ブックに掲載されている19ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

森林のたより 777号 2018年6月

●詳しい内容を知りたい方はTEL0574ー25ー3111(代)可茂農林事務所林業課まで材の設置までデータを収集し、分析・検証することにしています。今後について森林配置計画の策定については、平成33年度末までに全域について設定を完了することとしており、引き続き市町村への支援を続けます。また、主伐・再造林への取り組みについても、実証プロジェクトの結果が可茂地域の主伐・再造林の拡がりにつながるよう努めたいと考えています。○森林配置の設定地域検討会で合意を得られた森林配置計画は、市町村森林整備計画の中に書き込まれます。坂祝町、富加町、川辺町、七宗町、八百津町の5町については町全域の森林配置が決定し、平成30年4月施行の各町の市町村森林整備計画変更計画書に登載されました。美濃加茂市、可児市、白川町、東白川村、御嵩町では、それぞれ森林の現況調査を実施したり、森林所有者の意向確認を行ったりしながら、平成30年度以降、森林配置を設定していきます。主伐・再造林への取り組み~実証プロジェクトの実施~100年先の森林づくりでは、人工林の齢級構成を平準化するため、主伐と再造林による若返りを推進することも重要な課題となっています。基本計画では、平成29年度の県下の再造林目標面積345ヘクタールが掲げられました。しかしヒノキが主体の可茂地域では、森林所有者にも「まだ主伐に20年度に「健全で豊かな森林づくりプロジェクト」への取り組みを始めて以降、積極的に森林作業道の開設を行い、木材生産を増やしてきました。しかし、県の基準では、森林作業道が木材生産林を決定する条件になっていないため、出席者からは、県の案では木材生産林が少なすぎるとの意見が出されました。そこで、木材生産林を決定する基準に「作業道からの距離300メートル未満」を加えて町の案を作成しました。2回目の地域検討会に町の案を諮り、合意を得ることができました。は早い」という思いが強いようで、林業事業体への働きかけを重ねたものの成果はあがりませんでした。そこで、まずは公有林からということで、市町村に働きかけを行い、白川町と東白川村の町・村有林でそれぞれ「主伐・再造林実証プロジェクト」を進めることになりました。現地検討会を実施するなどして検討を重ねた結果、白川町下佐見の町有林0・82ヘクタールを事業地として決定しました。白川町森林組合が実施者となり平成30年3月末から伐採が始まっています。今後、伐採から造林、獣害防除資▲森林配置計画の案(右:県案、左:七宗町案)▲現地検討会の様子▲伐採の始まったプロジェクト事業地MORINOTAYORI19