ブックタイトル森林のたより 782号 2018年11月
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森林のたより 782号 2018年11月
●詳しい内容を知りたい方はTEL0585ー22ー2111(代)揖斐川町農林振興課まで23わがまちの森林・環境行政揖斐川町の森林づくり揖斐川町の森林づくり施策を紹介します。木材利用の促進1谷汲緑地公園整備事業本町内にある谷汲緑地公園の整備を行っています。谷汲緑地公園は町の緑化拠点施設として、これまでに「全国育樹祭」や「緑と水のまつり」などイベント行事の場としても利用され、多くの方が木や緑と触れ合う場として親しまれています。そして、県産材を使用して育樹祭での皇太子殿下の御席や、BBQハウス、トイレ、遊具の設置をしました。2未利用材搬出促進事業町内に森林を所有する個人の方が間伐等で発生した木材を有効活用するため、木材の買取を実施するいび森林資源活用センター協同組合に対し、「県民協働による未利用材の搬出促進事業」を活用し間接補助を森林の適切な管理本町には、利用可能な林産資源が豊富にあります。その資源の有効活用として、木質バイオマス等を推進しています。また、水源涵養、山地災害防止等、森林の有する公益的機能を高度に発揮させるため、各機能に応じた望ましい森林へ誘導する、森林整備を実施するために、「森林づくり推進会議」で地区の代表者の方との協議や、毎月1度の「森林施業調整会議」で林業事業者との打ち合わせを行っています。なお、町内には活断層が多く存在すること及び今年の豪雨、台風の際に甚大な被害が発生しましたので、災害に強い森林づくりを目指す必要があり、そのためには、林内路網の整備、高性能林業機械の活用による間伐等の実施、低コストの森林整備が考えられ、その推進が課題となっています。揖斐川町の森林本町は、岐阜県の西部に位置し、木曽川水系揖斐川の上中流域にあり、東は大野町・本巣市に、南は池田町、西は滋賀県、北は福井県と接しています。町の中心に揖斐川が流れ、西から粕川、東側の根尾川に合流して濃尾平野を経て太平洋にそそいでいます。本町の総面積は、80,368haであり、森林面積は73,443haで、総面積の約91%を占めています。対象内民有林面積は、67,820haでそのうち人工林面積は20,591haで人工林率30%の一方、広葉樹を主体とした天然林面積は、44,833ha、その他の未立木地等は2,396haとなっています。行っています。また、買取価格等については先行地域での事例を基に、6,000円/tにて買取を行っています。買取は、地域振興券にてお支払いをしており、町内の商店の経済活性も促しています。3揖斐川町上流に実のなる木を植えよう大作戦本町では、揖斐川町上流に「実のなる木を植えよう大作戦」を実施しています。この活動は、特定非営利活動法人揖斐自然環境レンジャーが主体となり、平成13年から国内最大級の徳山ダム堤体工事の際に伐採された跡地に野生動物の餌となる実のなる木を植栽し、農作物に被害を及ぼしている野生動物を本来の生息地に呼び戻すことと併せて、水源地域の保全を目的としています。なお、この活動には、「清流の国ぎふ森林・環境税」の補助が充てられており、平成29年度は、多くの地域住民の方に参加していただき、コナラ、オニグルミ、トチノキなど約200本の植栽を行いました。▲H29に撮影された森林施業の様子▲木製遊具▲参加者との集合写真▲第1回推進会議の様子MORINOTAYORI 10