ブックタイトル森林のたより 782号 2018年11月

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概要

森林のたより 782号 2018年11月

●詳しい内容を知りたい方はTEL050ー3160ー6095森林技術・支援センターまで国有林の現場から中部森林管理局と岐阜県が連携してコンテナ苗シンポジウムを開催林野庁中部森林管理局森林技術・支援センター25八月二十一日(火)、中部森林管理局と岐阜県の共催で、岐阜県下呂市の下呂市民会館において、「優良ヒノキコンテナ苗の普及に向けたシンポジウム」を、岐阜・長野・愛知県からコンテナ苗生産者、林業事業体、行政担当者等約百十名の参加者を得て開催しました。中部森林管理局と岐阜県では、平成二十六年度から優良ヒノキコンテナ苗の普及に向けた実証試験を共同で重ねてきており、毎年、関係者による検討会を実施してきました。二十六年度はコンテナ苗の植栽体験、二十七年度は専用植栽器具の改良をテーマに、二十八年度は植栽から二年経過したコンテナ苗の発根状況確認や研究報告会、二十九年度は苗木生産者による試験地視察や生産者と全国のコンテナ苗研究者との意見交換会及び研究報告会を実施してきました。今年度は、試験研究を重ねて五年目になることから、優良ヒノキコンテナ苗の開発と普及をテーマにシンポジウムを開催しました。基調講演では、国立研究開発法人森林総合研究所の宇都木玄研究ディレクターから「全国的なコンテナ苗研究の最新の動向」について、岐阜県森林研究所の茂木靖和主任専門研究員から「低コスト再造林を推進するための岐阜県にあったヒノキ苗の開発」についての講演をしていただきました。パネルディスカッションでは、「低コスト再造林に求められるヒノキコンテナ苗」と題して、コーディネーターを宇都木氏にお願いし、パネリストには、川戸英騎氏(中部森林管理局森林整備部長)、石田尚孝氏(岐阜県林政部森林整備課技術課長補佐)、茂木氏(岐阜県森林研究所主任専門研究員)、牧野義則氏(有限会社つけち創工社代表取締役)、山本太一氏(中津樹苗生産者)を迎えて行いました。「コンテナ苗を作る側、植える側による現場の意見や行政の意見」、「今後の再造林に求められるヒノキコンテナ苗についての意見」の交換が行われ、より優れたヒノキコンテナ苗の開発に向けて各方面の有識者の意見を聞くことができ、有意義なシンポジウムとなりました。基調講演(宇都木氏)パネルディスカッションMORINOTAYORI19