ブックタイトル森林のたより 783号 2018年12月

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森林のたより 783号 2018年12月

「第26回緑の育成と樹木保護保存セミナー」を開催しました11月4日、池田町八幡公民館において、「第26回緑の育成と樹木保護保存セミナー2018」を岐阜県緑の博士(グリーンドクター)協議会と共催で、「身近な緑を大切に~プロから学ぶ樹木管理~」をテーマに次のとおり開催しました。座学実技1樹木(植木庭木)の生態2庭木の管理について剪定教室(実際に剪定を行ってみる。)講師:坂井幸康(GD2A級)講師:竹中辰夫(GDA級)講師:庭師の皆さん身近な緑である庭木の管理については、木の正面をよく見て形よく仕上げることを頭に描きますが、剪定する枝の選び方、或いは将来を見越して残す枝の選び方、残した枝の成長予測など、樹種ごとの特性を頭に入れて、あらゆる方向から木を見て剪定することが大事です。また、鋏を入れる箇所についても、芽の付き方や花芽の有無などによって違いがあるなど、短い時間でしたが、庭師の皆様から指導やアドバイスをいただき、多くのことを学びました。このセミナーは、来年度も開催しますので、皆様のご参加をお待ちしています。樹木の生態の講義刈込の説明(イヌツゲ)生垣の刈込剪定(キンメツゲ)すかし剪定作業(モミジ)花芽などのポイント説明(ツバキ)剪定作業(イヌマキ)【公益社団法人岐阜県緑化推進委員会専務理事黒﨑隆司】平成30年度森の名手・名人認定証伝達式が行われました今年度の「森の名手・名人」に認定された伊藤勉さんへ、尾藤義昭公益社団法人岐阜県緑化推進委員会会長(岐阜県議会議長)から高井哲郎林政部長の立会のもと、認定証をお渡ししました。伊藤勉さんのプロフィールは次のとおりです。森の名手・名人に認定された方伊藤勉さん(85才)各務原市森づくり部門(苗木生産)昭和37年から山林種苗の生産を始められ、昭和52年から各務原山林種苗組合の組合長を務められています。酸性度の高い黒色土壌(黒ボク土)を改良しながら圃場を整備し、根切りや床替え等、適切な管理を行い、55年以上にわたって山行苗の生産を続けられ、コンテナ苗の生産にも取り組まれています。現在では、息子さんやお孫さんと共に、三世代で苗木生産に励まれています。■認定証伝達式「森の名手・名人」とは森や山に関わる樵(きこり)、マタギ、炭焼きなどの生業において優れた技を極め、他の模範となっている達人について、「森づくり」「森の恵み」「加工」「森の伝承・文化」の4部門を設けて、公益社団法人国土緑化推進機構が「森の名手・名人」に認定しています。なお、平成14年度から始まった「森の名手・名人」の認定は、今年度でひとまず終了し、来年度からは形を変えて実施される予定です。平成30年度現在の認定状況全国の認定者数………………………1,404名(本年度76名)岐阜県の認定者数………………51名(本年度1名)全国3位写真左から尾藤会長、伊藤さん、高井林政部長【公益社団法人岐阜県緑化推進委員会専務理事黒﨑隆司】7MORINOTAYORI