ブックタイトル森林のたより 791号 2019年8月

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概要

森林のたより 791号 2019年8月

100年先の森林づくりシリーズ9第3期岐阜県森林づくり基本計画(H29~H33)では、望ましい森林の姿へ配置転換する「100年先の森林づくり」、林業経営を重視した「生きた森林づくり」、環境保全を重視した「恵みの森林づくり」に取り組んでいます。これらの取組状況について、隔月連載でご紹介します。◆100年の森林づくり計画策定プロジェクト環境保全林における効果検証「100年の森林づくり計画」では、県内すべての民有林を「木材生産林」または「環境保全林」に設定することとしています。県では急傾斜地や路網が整備されていない森林など、持続的な林業経営に適していない造林地として「環境保全林」に位置づけられた針葉樹人工林において、公益的機能を重視した森林(針広混交林)へ誘導するための施業を試験的に実施し、効果の検証を行っています。試験地は各圏域の県有林または市(町)有林5箇所(本巣市、揖斐川町、八百津町、中津川市、高山市)に設定し、間伐を調査区ごとに2~3種類の方法(定性間伐・列状間伐・群状間伐)で実施しました。針広混交林の成立条件を明らかにするため、森林研究所において5年程度かけて植生調査等を実施することにしています。検証用プロットの設定状況列状間伐区定性間伐区群状間伐区植生調査枠約30m防護柵植栽箇所約20m約20m約20m【林政課稲葉友哉】●詳しい内容を知りたい方はTEL058-272-8471100年の森づくり推進室森林企画係まで「更新対策の推進に向けた講演会」を開催しました県では、成熟しつつある森林資源の活用と将来の資源の確保に向けた人工林の齢級構成の平準化を目指し、主伐・再造林を推進しています。その一環として、主伐が盛んな九州地方の先進的な取り組みを学ぶため、NPO法人活木活木(いきいき)森ネットワーク理事長の遠藤日雄氏及び鹿児島県曽於地区森林組合代表理事組合長の堂園司氏を講師としてお招きし、5月28日(火)に市町村、森林組合及び林業事業体の職員等を対象に「更新対策の推進に向けた講演会」を開催しました。遠藤氏からは主伐・再造林の現状や、主伐低コスト化の取り組み状況等についてご説明いただき、堂園氏からは曽於地区森林組合が間伐から主伐へと転換した経緯や実績、組合独自の取り組み等についてご紹介いただきました。参加者の方々からはとても参考になったという声が多く、大変有意義な講演会となりました。遠藤日雄氏堂園司氏【森林整備課鷲見】●詳しい内容を知りたい方はTEL058-272-8491内線(3198)森林整備課森林経営係まで3MORINOTAYORI