ブックタイトル森林のたより 791号 2019年8月
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森林のたより 791号 2019年8月
32わがまちの森林・環境行政各務原市の森林づくり●詳しい内容を知りたい方はTEL058ー383ー1129(代)各務原市役所農政課まで各務原市の森林環境施策を紹介します。各務原市の森林整備市内東部に名称「日本ラインうぬまの森」があります。県下で15番目に生活環境保全林として昭和63年度に指定されました。ここは中山道とも繋がっており、多くの歴史愛好家にも親しまれています。また、近隣の小中学生も遠足で訪れるなど利用者が大変多い里山です。毎年、清流の国ぎふ森林・環境基金事業を活用し、除間伐による森林整備や薬剤の樹幹注入による松くい虫防除を行っており、地域および市内住民の保健休養が確保できる森林として整備しています。木育による森林への理解これからの子育てを考える拠点として、保護者が子どもと共に活動したり、地域の子ども達やその保護者、子育て支援に関わる人々が互いに交流できる、また「共有」できる場となる「ラ・ルーラ(子ども家庭支援センター)」を、中部学院大学各務原キャンパス内に開設しました。親子で楽しく遊びながら学べるプログラムの提供や次代における子育て、また家庭支援の先駆的なあり方を模索する場として活用いただくなど様々な活動を活発に展開しています。森林の概要各務原市は岐阜県の南部、濃尾平野の北部に位置しています。市内における森林面積は20%程度で、里山と市街地が共存する市となっています。南部は名勝木曽川が望める伊木山があり、北部から東部にかけては俗に各務原アルプスと呼ばれる標高200mから300mの山が連なり、多くの登山者に親しまれています。森林の内訳では、民有林が97%を占め、そのうち人工林は8%程度となっており、スギ・ヒノキが60%を占めています。森林資源を活かす取組市内北東部の山際に「各務野自然遺産の森」はあります。ここには貴重な植物や鳥、虫、そして小動物も数多く生息しており、そうした今ある自然環境を保全するため、自然素材を多用してこの公園を整備し、平成16年に開園しました。施設からも自然を体験できるように工夫をしてあり、各務原市内に現存していた茅葺き屋根でできている庄屋の家屋を移築しました。この公園で行われる様々な活動の拠点の場となり、通常は休憩場所としても利用できます。また、自然と触れ合いながら学ぶことができる自然体験塾なども整備されており、親子で自然とふれあいながら学ぶことができます。各務原市内遠望日本ラインうぬまの森展望台より各務野自然遺産の森ラ・ルーラ(子ども家庭支援センター)MORINOTAYORI 8