ブックタイトル森林のたより 792号 2019年9月

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概要

森林のたより 792号 2019年9月

保安林における制限~立木の伐採の制限~必ず事前の手続きが必要です保安林は、森林の機能を維持増進するために、治山事業による森林整備や高率の補助制度が適用されています。一方、立木の伐採方法や植栽の義務など森林内の作業行為に制限が課せられており、制限内容に応じて税制上の優遇措置がされています。今回は、立木の伐採の制限について説明します。伐採の制限について伐採方法手続き方法手続期間提出先禁伐伐採は禁止--主伐択伐天然林は許可が必要人工林は届出が必要伐採を開始する日の30日前までに申請伐採を開始する日の90日から20日前までに届出県農林事務所県農林事務所皆伐許可が必要皆伐限度面積の公表の日(年4回)から30日以内に申請県農林事務所間伐届出が必要伐採を開始する日の90日から20日前までに届出市町村注意事項?主伐(択伐・皆伐)は、市町村森林整備計画で定める標準伐期齢に満たない立木は伐採できません。?皆伐限度面積の公表の日は、2月1日、6月1日、9月1日、12月1日(土日を除く。)の年4回です。?間伐は、樹冠疎密度(林地面積に対する立木の樹冠投影面積との比率)が80%に達していない森林では行うことはできません。伐採をする場合は、許可又は届出など事前の手続が必要です。また、皆伐を行う場合は、伐採現場に伐採旗の設置が必要となります。詳細は、各県農林事務所にお問い合わせください。【治山課吉田達也】白山国立公園の登山道を「地道に」工事中岐阜県から白山に登るには、1郡上市白鳥町の石徹白登山口から登るルート、2白川村の真ん中辺り、白水湖から登る平瀬道、3白山白川郷ホワイトロードから三方岩岳に登る3ルートがあります。自然公園係ではそれぞれの登山道で工事を行っており、その一部を紹介します。?石徹白登山道(郡上市白鳥町)地区の会合に出席し、昨年の台風で倒れて登山道をふさいでいる倒木を除去してほしいと要望があり、倒木除去作業を行いました。また、7月には地域の方々と一緒に外来植物(オオバコ等)除去作業で汗を流しました。登山口から420段の階段を登ると特別天然記念物いとしろ大杉、2時間ほど歩くと県管理の神鳩避難小屋があります。?平瀬道(白川村)平瀬道(白山大白川線歩道)は昭和63年に岐阜県が整備し、丸太階段の老朽化等のため、平成27年度から改修工事を行っています。改修工事は今年度が最終年度で、大倉山避難小屋(登山口から約2時間半)も一部修繕を予定しています。?三方岩岳登山道(白山白川郷ホワイトロード)正式名称は白山北山稜線登山道で、昭和59年に岐阜県が整備し、同じく老朽化等のため、昨年度に調査測量設計を行い、今年度は駐車場から三方岩岳までの登山道の改修工事を行います。人気のある登山道のため工事中は誘導員を立てて通行止めにはせず、三方岩岳の展望場所と山頂の看板は新しいものに付け替えます。こちらは1時間程度の登山ですので、秋の行楽シーズンには白山登山に出かけてみてはいかがでしょうか。神鳩避難小屋。昨年度に避雷針を修繕【環境企画課大島、奥中】●詳しい内容を知りたい方はTEL058-272-1111内線(2698)環境企画課自然公園係までMORINOTAYORI 16