ブックタイトル森林のたより 792号 2019年9月

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概要

森林のたより 792号 2019年9月

川辺町の森林づくり●詳しい内容を知りたい方はTEL0574ー53ー2511(代)川辺町役場産業環境課まで川辺町の森林づくり施策を紹介します。33わがまちの森林・環境行政荒廃していた登山道が生まれ変わりました。●鬼おにとびやま飛山桃太郎伝説が残る山で鬼たちが桃太郎に退治され、飛ぶように山に帰ったと言い伝えられています。平成29年度に、木製階段と案内看板、丸太ベンチを設置したことで、その伝説が改めて注目される事になりました。●大おおたにやま谷山四国八十八ヶ所の模写霊場として、山腹に88体のお地蔵さんが飾られ、一体ずつお参りをしながら登る登山者が見受けられます。平成29年度に、山裾の大谷公園の法面に木製階段を設置したほか、コナラの植樹や芝桜の植栽を行い景観が良くなりました。●遠とお見み山やま山頂に遠見城址が残り、眼下には飛騨川の両岸に開けた下麻生地区の町並みを眺められるとともに、下から見ると絶壁の岩山で荘厳な景観になっています。竹の破砕事業近年、市街地の竹林が放置され、有害鳥獣の住処になるなどの問題が発生しています。そのため、竹の伐採を進めるとともに破砕をして、竹チップにする試みを進めています。竹チップはその場に敷き詰めることにより除草効果があり、吹きつけ舗装などの環境に優しい素材としても注目されています。今後の山づくりまだまだ手つかずの山林が多い本町では、まずは山や森に興味を持ってもらうことから始めています。今後も木の温もりを感じ、自然環境の大切さを感じていただける「山づくり」を推進して行きます。【川辺町役場産業環境課市原和也】川辺町は、岐阜県の中南部に位置し、町域の約7割を山林が占める自然豊かな町です。町の中央を流れる飛騨川は、水流が穏やかで全国屈指の漕艇場(ボート競技場)になっており、マリンスポーツやゴルフなどアウトレジャーを楽しむのに絶好の環境です。川辺町の森林づくり川辺町には、比較的標高が低く軽登山に適した山が数多くあります。近年は、清流の国ぎふ森林・環境税を財源に、住民協働で登山道などを整備する「山づくり」を進めています。●愛あたご宕山やま(通称:米よね田だ富ふ士じ)富士山のように裾野が美しい山で、山頂には米田城址が残り、米田富士と山川橋とボートの風景は本町のシンボルになっています。平成28年度に、木製階段と案内看板、丸太ベンチを設置したほか、下刈りや枯損木の処理を実施したことで、平成30年度に、地域住民の手で木製階段と案内看板を設置したことがメディアに紹介されたことにより、新たな登山者の増加に繋がっています。また本年度は、遠見山の麓にある南天の滝を整備することで、周辺地域一体がより魅力的な地域になります。●八や坂さか山やま山頂に八坂城址が残り、遠く御嶽山や名古屋のビル群まで遠望でき、眼下には川辺の町並みが広がっているため日の出の観賞スポットとして人気の山です。普段から地域のボランティア団体“ふるさと愛好会”により登山道の整備が進められてきており、本年度は山頂に休憩施設を整備する計画を進めています。町内の小中学校では、このように整備された山々に登りその歴史などを学ぶ故郷学習の時間を設けています。林業専用道の整備地域の林業施業を活性化させるため、森林施業に直結する林業専用道の整備を進めています。これにより、伐採期を迎えた人工林の搬出間伐を推進できるようになりました。米田富士遠見山故郷学習林業専用道竹の破砕山づくりMORINOTAYORI 6