ブックタイトル森林のたより 793号 2019年10月

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概要

森林のたより 793号 2019年10月

●詳しい内容を知りたい方はTEL058ー214ー7409岐阜農林事務所まで【森林作業道開設線形の現地踏査】山土場までの集材のために、組合所有の4tトラックの利用を前提として、森林作業道を整備することとしました。幸い、市役所O?Bの職員は、林道業務の経験が豊富で、図面上で検討した上で、現地踏査を実施した結果、勾配設定などはスムーズに進み、延長1,700mの線形を決定することができました。測量設計等は、市内の経験豊富な林業事業体と連携して進めることとし、現時点で、必要な許可申請等も取得し、この号が発行される頃には、着手されていることと思います。【森林所有者同意】現地調査の結果等から、森林作業道の線形と間伐実施箇所を図示した資料作成を支援するとともに、関係森林所有者への説明会にも参加し、同意を取得に向けた助言ができました。また、計画箇所内には、岐阜県森林公社(以下「公社」)の分収林が存在したことから、公社がプロポーザル(公募)事業で実施されることとなりました。この公募事業に、組合が応募する資料作成も支援し、事業を受注することができました。【現在の状況】1年前から木材生産のイロハを指導・支援してきた職員は、もともと現場志向だったこともあり、「現場での腕をもっと磨きたい。」と、現場に戻ってしまいました。現在は、今年4月に新規採用された職員に対して、一から指導・支援しており、来年度、本当に木材生産できるか少々不安はつきません。岐阜地域では、このような初歩的な取り組みについても、指導・支援している状況ですが、来年度、組合が、無事に木材生産に取り組んでいることを期待して、普及活動していきます。【木材生産する候補地選定】森林GISで、まとまった森林を探索し、過去10年以内に森林整備を実施していない箇所を選定し、前述の職員2名と現地調査を実施しました。その結果、本巣市木知原地区を木材生産事業の候補地に選定しました。【林産システム】現地は、大型トラックが通行できる林道が整備されていることと、この林道終点付近が緩傾斜地であることから、ここを山土場とし、集積した木材を仕分けし、市場等へ直送する方針としました。また、組合は林業機械を所有していないことから、グラップル、プロセッサ(いずれも0・45を想定)は、レンタル機を使用し、伐採した木材をできるだけ山土場に集積し、プロセッサで一気に採材することで、レンタル期間を短期とするよう指導しました。【森林経営計画作成】組合職員は、森林経営計画を作成したことはなく、森林経営計画システムの操作の経験もありませんでした。手取り足取り指導しながら、平成31年4月に岐阜県森林公社との共同計画を作成し、認定を受けました。今後も、組合主体の森林経営計画作成に向けて、指導・支援していきます。森林所有者説明会木材生産する候補地選定森林経営計画作成指導MORINOTAYORI19