ブックタイトル森林のたより 794号 2019年11月

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概要

森林のたより 794号 2019年11月

岐阜県立森林文化アカデミーを卒業し、今年度、可茂森林組合に就職した山路今日子さん、坂井文香さんを紹介します。お二人は、現在可茂森林組合が美濃加茂市から指定管理を受け運営している「みのかも健康の森」(生活環境保全林)でイベントの企画運営を行い、来園者に森林の魅力を伝えています。山路今日子さんQ森林に関わることになったきっかけは?森林や木の使い方や活用方法を学びたいと思いアカデミーへ入学し、木工を中心に学びました。その中で学んだ木工の技術を生かして、人に伝えることをしたいと漠然と考えていたところに、可茂森林組合が木工ができる人材を探しているというお話を聞きました。可茂森林組合の事業区域である美濃加茂市は里山の整備と活用に力を入れており、アカデミーで学んだ木工の技術が生かせるのではないかと思い、ここで働くことにしました。Q日頃の業務内容は?森林整備にかかわる測量業務や、みのかも健康の森で行うイベントの企画・運営、木工講座の講師、木工製品の製作などを行っています。Q働いてみてどうですか?夏の暑い中、山へ入って測量などを行うのは体力的にも大変で、たくさん蚊やダニに刺されることもあります。嬉しいことは、木工の講座などを受け持ったとき、作業に熱中して楽しそうにしている参加者や、完成した作品を手に嬉しそうにしている参加者の姿を目にするときなどです。Q今後の目標は?みのかも健康の森で、多くの方々に木を使ったものづくりを楽しんで頂けるように、環境整備やPRに力を入れたいと思います。そして、ものづくりを通して、来園者の方々に森林や木を身近に感じていただき、豊かな資源として捉えてもらえたらと思います。また、材料として木を必要としている方へ、スムーズに木を届けられるような仕組みも作れたらと思います。ツリートップアドベンチャーや木のものづくりなどの体験をはじめ、様々な新しい取り組みを行っていきたいと思っているので、たくさんの方に来園いただけると嬉しいです。坂井文香さんQ森林に関わることになったきっかけは?山や林業のことを知りたいと思いアカデミーに入学し、2年生の頃、里山整備やみのかも健康の森の運営に興味を持ち、可茂森林組合へ就職を希望しました。Q日頃の業務内容は?イベントの企画・運営や、ツリートップアドベンチャーのスタッフ、森林整備のための測量業務などを行っています。Q働いてみてどうですか?イベントへ参加してくださった方に喜んでもらえることや、一緒に準備したスタッフと「上手くいったね!」と喜び合えることがうれしいです。Q今後の目標は?まずは12月にみのかも健康の森で開催予定の、「かまどづくり&キャンプ」のイベントを成功させたいです!かまど完成後には、みのかものお米を使った羽釜ご飯を味わってもらったり、また、オーブン機能があるので、パンやマフィンづくりのイベントも今後、考えています。いろんな年代の人に山や木が身近にあった里山の暮らしや、それらの恵みを感じてもらい、みのかも健康の森が、山や林業・里山などに関心をもってもらうきっかけの場所となるような取り組みを行っていきたいと思っています。みのかも健康の森にぜひ遊びに来てください!地域の人●詳しい内容を知りたい方はTEL0574ー25ー3111可茂農林事務所まで坂井文香さん森林の魅力を伝える【可茂農林事務所田中博文】可茂森林組合山路今日子さん坂井文香さん山路今日子さんおすすめ:「ツリートップアドベンチャー」MORINOTAYORI 10