ブックタイトル森林のたより 794号 2019年11月

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概要

森林のたより 794号 2019年11月

普及コーナー恵那地域における普及活動について■恵那農林事務所林業課林業普及指導員安田浩介本年度は、今後の制度の進め方を検証するため、モデル地区を3地区設定し、そこで森林所有者意向調査から森林整備までの一連の作業を実施する予定です。一方、市全体の対象森林を絞り込み、効率的且つ計画的に取組を進めるため、業務支援となる森林経営管理マップを作成中です。課題となっている事項は、境界明確が進んでいないことから今以上に明確化する業務が必要なことや、森林所有者が相続等による所有権(者)変更されていない場合の所有者探索の在り方や手法を整理する必要があることです。2.恵那市昨年度は森林環境譲与税の令和元年度予算案を策定し、本年度から本格的に取組を開始しています。中津川市同様モデル地区を3地区設定し、森林所有者意向調査から森林整備までの実施を進めています。これらに係る業務は一部を森林組合等に委託しました。また、本年8月から9月にかけて、モデル地区の意向調査対象森林の所有者を対象に説明会を開催し、当方も同席しました。一方、取組の進め方を検討するため、市内森林施業プランナー等と恵那農林事務所林業普及指導員とで構恵那普及指導区は、岐阜県の東部に位置し、中津川市、恵那市の2市からなる地域です。森林面積は、約93千ヘクタールで、そのうち約8割にあたる72千ヘクタールが民有林です。恵那普及指導区の本年度の重点普及事項は、本年度から市町村が取り組むこととなった森林経営管理制度の市町村支援、主伐再造林を含む木材生産量拡大についてです。今回は、この取組状況等についてご紹介します。森林経営管理制度の取組状況森林経営管理法が本年4月1日に施行され、適切な経営管理が行われていない森林について市町村が仲介役となり森林所有者と林業経営者をつなぐシステムを構築し担い手を探す制度が始まりました。1.中津川市昨年度一足先に、森林整備地域活動支援交付金を活用して、森林所有者意向調査の事前準備として、林地台帳の整備、市内全森林の登記上の所有者の把握、意向調査票案の作成、PRパンフレットの作成等を実施しました。また、昨年10月号の市広報に制度の概要を掲載し、市民への周知を図りました。成された「恵那市森林整備検討委員会」を設置しました。本年5月、6月、8月の3回開催し、意向調査対象森林の絞込やモデル地区での進め方等を議論しました。また、市内在住の昨年度岐阜県地域森林監理士養成研修修了者と、意向調査から集積計画案作成までの業務委託について打合せました。両市ともモデル地区での進め方を模索するとともに、市全域の進め方を検討中です。当方も情報等を提供し共に検討させていただきました。今後も当制度が円滑に進むよう市を支援していく所存です。▲恵那市森林整備検討委員会MORINOTAYORI 14